週明け6月6日(月)に向けた環境認識をさせていただきます。
よろしくお願いします。
米雇用統計により、再度急上昇したドル円。
どのような環境認識で戦えばよいか?
私”ちりつも”が作り上げた、超シンプルトレード方法である『ちりつも流FX』のトレード分析方法を使用し、
FXとは?などと考えているFXトレード初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
ご不明な点がございましたら、Twitterやこのブログの記事の一番下にあるコメント欄に、ご質問をお願いします。
ドル円(2022年6月6日)FXトレード初心者にも分かるテクニカル分析
下図はドル円の月足となります。
高値にある黒いロウソク足が5月末で確定した月足となります。
右の陽線(白いロウソク)は今月に入って作られているロウソク足となります。
やっと、3か月振りに陰線で確定しましたが、再度強い上昇で6月に入って作られているロウソク足は、下ヒゲがほぼない強い上昇です。
最高値付近まで上昇している強い上昇ですね。
月足のトレンドは上を向いています。
週初めなので週足も分析しておきます。
ドル円 週足
調整度合いをフィボナッチで調べていきます。
23.6%を少し超えたくらいの浅い調整です。
これを、週足の調整終了と呼ぶには浅すぎます。
小さいながらも週足では調整を済ませてきたドル円。
しかし、急上昇が始まってから、調整らしい調整をつくらずに上昇しています。
いかに買いが強い環境であるかが分かります。
週足のトレンドは月足同様に上となります。
続てい日足を分析していきます。
ドル円 日足
月足の調整度合いをフィボナッチをつかい見ていきます。
調整度合いとしてはフィボナッチ50%をヒゲでタッチして上昇しています。
調整度合いとしては十分です。
日足のトレンドは週足同様上となります。
では、つづいて4時間足を見ていきます。
ドル円 4時間足
下図はドル円4時間足です。
4時間足では高値を上抜けし上昇しました。
どの程度の調整を終わらせてから上昇したのかを、フィボナッチを使用し調べてみます。
現在の安値と前回の高値の間に、フィボナッチを当て調整度合いを調べてみました。
23.6%と浅い調整からのじょうしょうとなりますので、これは調整ではなく、4時間足に対しては軽い押しであったと分析します。
そのため、4時間安値は切りあがらず、今までの位置が4時間安値と分析しています。
4時間足のトレンドは上を向いています。
それでは一つ下の足である1時間足を見ていきます。
ドル円 1時間足
下図はドル円1時間足です。
1時間の調整度合いをフィボナッチを使って調べてみます。
調整度合いとしてはフィボナッチ61.8%をヒゲてタッチして上がってきています。
調整度合いとしては十分と言えますので、最後の上昇起点の安値(赤い水平線)を1時間の安値と分析しました。
現在の調整度合いをフィボナッチを使って調べてみました。
まだ、23.6%にも届かない状況で停滞しています。
ここから、さらに上昇するかは分かりませんが、いつかは必ず調整の下降は起きますので、ここで買うという選択は少し怖い位置です。
1時間足から分析できることは少ないので、下位足の15分を見ていきます。
ドル円 15分足
下図はドル円15分足です。
15分足の調整度合いをフィボナッチで調べてみます。
38.2%付近まで下降していますが、もう少し調整が欲しいところです。
このまま、安値を切り上げてしまうと、15分の安値が深くなってしまうため、少しやりにくい展開となります。
どういう言事かといいますと、調整幅が深くなると、必要な調整度合いを測るさいに、待つ時間がながくなる、38.2%の調整から1時間足に順張りの形、つまり下位足である5分が再び上を向いたタイミングでロングエントリーしたとしても、再度調整の動きが出た場合に損切をされやすくなる可能性を考えなければならないのです。
この図でいうと、調整が終了が確認される時点は、最高値を15分足実体で上抜けしたタイミングです。
極端な話を言いますと、99.9%まで調整をして上がって、最高値を15分実体抜けしたとしても、トレンド継続となります。
調整としてよく使われる度合いは38.2%~61.8%の間です。
つまり、この程度の調整からロングをした場合は、逆行する確率がグッと減るという訳です。
61.8%の調整度合いだから買うのではなく、順張りの方向に下位足が上を向いたタイミングの調整度合いを確認し、エントリーを探るという事です。
この状態ではエントリーできるタイミングを計れませんので、下位足5分を見ていきます。
5分足でのトレードはスキャルピングで行うことが有利です。
私のメイントレードもスキャルピングになります。
スキャルピングを行う上で大切なのではエントリー場所や損切位置の入れ方ですが、エントリー回数の多いスキャルピングで一番気を付けたいのが、FX会社の約定スピードや約定力レベルです。
下の表にまとめてみましたので、ご自分が使っているFX会社と比較してみてください。
約定スピードとは、注文入れた瞬間に決済されるスピードの事です。
このスピードが遅いFX会社でトレードをしてしまうと、0.1~0.4pips程度の遅れが生じます。
仮に100ロットでエントリーした場合、0.4pipsのずれが出てしまうと、400円損してしまう可能性があります。
1日に5回エントリーをした場合、2000円の損を可能性があるわけです。
これを20日間続けた場合、40,000円もの差額が生じるのです。
私の場合、スキャルピングでフルロットのトレードをした場合1600ロット入れます。
となると、1回のトレードで24,000円もの差が生じていしまいます。
これを1日に5回トレードしたと仮定した場合10万円もの差が生じるわけです。
1年にしたらとてつもない額です。
これは、あくまでも最悪のケースですが、これは放っておけない内容だったので、スキャルピングを行うFX会社は選ぶようにしています。
現在の状況を塾生に調べてもらい下の表にしてみました。
FX業者名 | スキャルピングNG | スキャルピングを公認していない | 約定力レベル | USD/JPY(ドル/円)のスプレッド |
OANDA Japan | 〇 | A | 0.3 | |
LIGHT FX | 〇 | B | 0.2 | |
マネーパートナーズ | 〇 | A | 0.3 | |
みんなのFX | 〇 | B | 0.2 | |
マネックス証券 | 〇 | B | 0.2 | |
FXTF | 〇 | A | 0.1 | |
SBI FXトレード | 〇 | A | 0.1 | |
DMM FX | 〇 | B | 0.2 |
これだけのFX業者がスキャルピングに対応していません。
スキャルピングをする上で不利になる口座は避けなければいけません。
上記のFX会社でトレードをしている場合は、スキャルピングに対応している会社を選定する必要があります。
約定力とは?
注文レートと約定レートが同じ、もしくは非常に近い
約定スピードが速い
FX会社のサーバーの安定感
この条件を満たしている会社としては下記の4社が上げられます。
FX業者名 | 約定力レベル | USD/JPY(ドル/円)のスプレッド |
JFX株式会社 | A | 0.2 |
ヒロセ通商【LION FX】 | A | 0.2 |
LINE FX | A | 0.2 |
FXプライム byGMO | A | 0.4 |
この表とご自身のFX会社を比較してみてください。
約定力レベルが低く、スキャルピングに適さないFX口座を使われている場合は、口座を変えることをおすすめします。
私も、元塾生からLINE FXがかなり使えるということを教えてもらい、現在はLINE FXとJFX株式会社を使って取引しています。
同じトレードをするのであれば、考えてみてはいかがでしょうか?
ドル円 5分足
下図はドル円5分足です。
5分足の高値・安値も15分と同じ環境となっています。
今の環境だとスキャルピングがやりづらい環境になっています。
図のように、今の高値を上抜けしてくれると、深い5分の安値が切りあがっています。
図は理想的な動きになりますが、現在の高値を上抜けし、安値を切り上げてくれ、更に一度トレンドが下を向き、再度上に向いた黒い水平線のピンク丸などのタイミングならエントリーしやすくなります。
どういうことかと言いますと、今の状況はどこまで伸びるのか、ここから調整が起こるのか、5分の安値までが深すぎて分かりにくい環境です。
なので、一度上昇ダウを作り、安値をピンクの矢印の安値に移動してくれれば、5分までの安値が近くなります。
そうなると、15分や1時間の調整が起こった場合に、5分足が崩れやすくなります。
再度5分が上を向いたタイミングが38.2%以上であれば、スキャルピングで取りやすくなるという事です。
今の時点からだと、5分足と15分足の安値が同じ場所にあるため、一旦15分がトレンド転換し、1時間の調整波動に入ります。
そうなると、1時間を崩す可能性を考える必要があります。
フィボナッチの調整度合いにもよりますが、その場合は、5分が上を向いたとしても、1時間の安値に吸い込まれてしまい、損切りが連発することがあります。
トレンドとは、必ず下位足から崩れていきます。
15分が下のトレンド環境になり、1時間が上のトレンド環境となった場合は、15分がトレンド転換するまで待つ必要があります。
15分のトレンドを上にする高値を、かなり上に作られてしまった場合は、かなりやりづらくなるのです。
単純に上下で入ることもできますが、環境認識をし、1時間のトレンドに合わせてトレードを組み立てることで、安全にトレードが行え、勝率が上がり、負けが極端に減ってきます。
エントリーはクリックするだけで簡単ですが、そこまでのストーリーを作れるようになると、余計なところでクリックするポチポチ病を克服することができます。
このようなエントリー場所を厳選するうえで大切なのが過去検証です。
過去検証なくして、今の私はいません。
私は過去検証をするために今でもフォレックステスターという過去検証ソフトを使用しています。
土・日は必ず回すようにするちうルールを作り、いまの環境に適した手法なのか?または、新たな手法を探すために使っています。
過去検証はトレーダーにとって必要不可欠な勉強です。
ご自身のトレードが正しいのか?正しくないか?の判断は、勝てるトレーダーになるには絶対に確かめなくてはなりません。
淡々とトレードできる手法が身に付けば、あとは、その形が出たらトレードを繰り返すだけになります。
このような分析力を高めるために私はForex Testerという検証ソフトは今でも繰り返し使っています。
私、ちりつもや私のFXの塾の塾生も全員使っている検証ソフトになります。
- 短期間でスキルアップが可能(早送り/巻き戻し機能)
- 無料のタイプで最初は十分(もう少し長い期間や多くの通貨ペアを検証する場合だけ購入すればよい)
- ”気づき”が起こった時にいつでも過去を振りかえり詳しい検証が行える
Forex Testerを使っていない方は無料の範囲で十分使えますので、土日や空いている時間はFTを回しまくってください。
なお、以前ブログに書いておりましたドル円天気予報は、午前中にYouTube動画にて配信いたしております。
今朝に配信した動画は下記リンク先よりご覧ください。
また、私のトレード方法を詳しくお知りになりたい方は
ちりつも流FXとは?をご覧ください。
下記リンクよりご覧いただけます。
- 目線の固定⇒目線の固定ページへ
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