毎日の環境認識

ドル円(2023年2月11日)FXトレード初心者にも分かるテクニカル分析

今週は、大きな窓開けから始まったドル円。

前の週の米雇用統計の指標において18.5万人予想のところ、51.7万人と大幅な増加となり、ドルが大きく買われました。

更に、1月の米雇用統計で失業率は3.4%に低下するなど、非常に強い面が見られました。

物価上昇を抑えるために金融引き締めを行ってきたFOMCですが、

パウエル議長が

「労働市場のさらなる強い状況などを条件に、金融引き締めを強化する」

と述べ、更にFOMCの他の参加者からも金融引き締めを強める可能性が示唆しています。

これらの発言を受け、ドルが買われる場面から始まりました。

更に、2月10日(金)には、どの新聞もノーマークだった植田和男氏が日銀総裁候補と報道されたのを受け、植田氏の情報がないことと、現日銀総裁である黒田東彦総裁よりも金融緩和政策に対し弱腰なのでは?という憶測から、円が強く買われ1時間で約120pipsの下降を見せました。

ところが、取材に応じた植田氏から

「現状の景気と物価からすると、現在の日銀の政策は適切である。当面は、金融緩和の継続が必要であると考えている」

と発言したことにより、今度は1時間で約110pips上昇し大きくドルが買い戻される形となりました。

植田和男氏が日銀総裁候補と報道されたことにより下降を始めた陰線が約180pips動いたため、指標フィボナッチが発動しています。

去年の8月の後半に公開した指標フィボナッチですが、いまだ無敗を継続できています。

週足が閉じましたので、週足から順番に分析し、エントリー地点まで探っていきたいと思います。

私”ちりつも”が作り上げた、超シンプルトレード方法である『ちりつも流FX』のトレード分析方法を使用し、

FXとは?などと考えているFXトレード初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

ご不明な点がございましたら、TwitterへのDMやこのブログの記事の一番下にあるコメント欄に、ご質問をお願いします。

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ドル円(2023年2月11日)FXトレード初心者にも分かるテクニカル分析

下図はドル円週足です。

週足の高値・安値にフィボナチを当て調整度合いを調べています。

先週よりは調整を深めてきましたが、最低限欲しい38.2%の調整度合いまでは届いていません。

週足では青い水平線を下抜けしトレンド転換しています。

調整が浅い状況から、更に1波が伸びてくる可能性も十分にあります。

「1波に対し2波の調整は最低でも38.2%欲しい」

これは、勝率を高めるための分析方法である、ちりつも波動の絶対条件としています。

また、1波はどこまで伸びるか分かりません。

少し上昇してきたから、

「調整か?」

「小さな高値を上抜けしたのでトレンド転換だ!」

ではなく、調整波のカウントにおいてルールを設けておくことは大変重要です。

ルール無視でカウントしていると、自分本位のトレードをしてしまいます。

FXチャートは、自分の思い通りに絶対に動いてくれません。

空を飛んでいる飛行機に、

「止まれ!」

「曲がれ!」

と念じても思ったように動いてくれないように、FXチャートを自分の思い通りに動かすことはできません。

飛行機が飛行場に降り立つときが、FXでいうところの反発地点であった場合、ルールが敷かれていることになります。

次にその飛行機が飛び立つときが調整の動きになり、再び戻ってくるときが調整終了の動きとなります。

このルール通りに飛行機は飛ばないと事故を招きかねません。

パイロットが自分のルールで操縦できない決まったルールがあるからこそ、そのサービスにお金が発生し、安全に人を運ぶことが出来ています。

まあ、例として正しいかは分かりませんが、私はFXの塾の講師として沢山の勝てるトレーダーを育ててきました。

元塾生達によくFXを飛行機でたとえ説明してきました。

多数決で動くFXチャート、行き先が同じ人たちが乗る飛行機の乗客。

この飛行機に上手に乗る事こそが、FXで勝つためのコツにつながります。

私は元塾生に、

「みんなと一緒」

というワードをよく使ってきました。

みんなと一緒であれば、ルールも同じである必要があります。

そうじゃないと、勝手に操縦されている危険な飛行機に乗ってしまうからです。

FXは、機械のように感情なくトレードすることが大切だと私は思っています。

トレードが上手になると、次第にFXトレードは面白くないものに変わってきます。

エントリーの”形”が出たら、淡々と入り、淡々と利確と損切を繰り返します。

その結果、資金がプラスになっていれば正解の世界です。

この”淡々と”という言葉の中には、絶対的なルールを守っているからこその”淡々と”の行動をとることが出来ます。

FXトレードを、面白いと感じているうちは、それほど稼ぐことが出来ません。

トレードが淡々とした作業に変わってくると、自然に資金が増えていきます。

利確して⇒やった~!

損切りして⇒なんでだよ~!!!

と一喜一憂した感情があるうちが私も一番楽しかった時期です。

FXはたのしいですか?

私は面倒くさいです。

仕事だからやっているだけです(^_^;)

では、日足を見ていきましょう!

ドル円 日足

下図はドル円日足になります。

フィボナッチを当てて、日足の調整度合いを測っています。

調整度合いとして先週よりもほんの少し調整が深くなり76.4%タッチとなりました。

週明け一気に上昇し、窓を開ける(突然ロウソク足が飛んでいる箇所)形で76.4%タッチとなりましたが、再び下降してきています。

短期(高値・安値の中の動き)では、ピンクの波形の上昇ダウが作られています。

上昇を考えているトレーダーのみならず、青い波形を思い浮かべているトレーダーは少なくないでしょう。

上昇するかしないかは、予想・予感でトレードするわけにいきませんので、上昇して初めて分かることですが、上昇・下降ダウが作られると、想像せざる負えない動きが青い波形です。

なので、波動は5波で思考に入りABCが作られ、次の波動にバトンが渡されるのだと思っています。

3回高値が作られ、三角持ち合いのような思考タイムに入ることは、どの時間軸で確認されます。

FXは3と言う数字がとても好きです。

三尊、逆三尊、三波、ABC波、そしてトリプルトップ・トリプルボトムである、波形で作られる3つの高値・安値。

そして、根本的に人は3と言う数字が大好きです。

世界三大◯◯と言われたり、運命の三女神、キリスト教の神と子と聖霊の三位一体、三種の神器、スリーストライクで1アウト、サッカーでゴールを3回決めることをハットトリック、日本ではお正月の三が日、三度目の正直、仏の顔も三度まで、石の上にも3年、三日坊主のように3と言う数字は頻繁に見聞きします。

オリンピックなどの表彰が何故か3位まで、

面白い話では、友人の結婚式の御祝儀には、約95%の方が3万円を選ぶそうです。

「三権分立の司法・行政・立法」「上・中・下」「朝・昼・晩」「過去・現在・未来」など、3つで表される表現も良く使われています。

FXが3という数字が意識されたチャート構成になっていてもおかしくありませんね。

脱線しちゃいました(^_^;)

分析に戻ります。

日足に引いた波動ラインと波動の切れ目です。

私が日足で最も注目しているのが、青い水平線である波動の切れ目です。

波動の切れ目とは、波動ラインという波の広がりを打ち消すラインの事を、波動の切れ目と呼んでいます。

この波動の切れ目でピッタリと止まったように、強い抵抗ラインにもなることが多く、波動の切れ目を利確目標や損切注文を入れる場所に使う事がよくあります。

この波動の切れ目を、日足ロウソク足実体上抜けで確定すると、ピンクの波動ラインが消滅し、上昇方向への意識が集まってきます。

ただ、日足では綺麗な下降波動が作られてきただけに、波動の切れ目からの抵抗エネルギーは強く、大きな窓開けの動きであっても抜くことが出来ませんでした。

この抵抗により、若干戻されている動きとなっています。

上昇ダウを継続し、波動の切れ目を上抜けするのか?
現在の下降の動きを強め、安値を目指してくるのか?

注目しています。

続いて4時間足を分析していきます。

ドル円 4時間足

下図はドル円4時間足です。

青い水平線は4時間足の高値です。

週明け青いボックスの窓開けから始まっています。

ギリギリまで上昇しているように、調整度合いは100%です。

この青い水平線は日足の波動の切れ目のラインでもあります。

見ている時間軸の高値・安値と上位足の波動ラインが重なるラインはとても強力な抵抗エネルギーが発生することがあります。

この抵抗エネルギーにより、現在下降してきています。

4時間足では、青い水平線の高値を4時間足のロウソク足実体で上抜けできていないため、矢印の方向であるトレンドは⇩を向いています。

以前から解説してきた青いフラットラインの中に再び侵入を試みていますが”剥がれ”(ラインの中に入ったあと作る下降ダウ)の動きが作れず、フラットイラン内部でチャートを作ることが出来ていません。

また、青い水平線を下抜けする、短期下降ダウを作ることは出来ましたが、伸ばすことが出来ず、ショート方向へトレンドが出ていない事が確認されています。

ロング有利のチャートを作りつつありますが、4時間高値&波動の切れ目と2つの売り圧を打ち破らない限り、4時間でロングを考えるのは危険な環境です。

青い水平線は4時間足の短期の安値です。

ショートを考えるにも、下降する根拠に使われる短期の安値まで距離があり、現時点でショート戦略を考えるフェーズにありません。

1時間でショートの入り口があるか探っていきます。

ドル円 1時間足

下図はドル円1時間です。

ドル円の波形はトレンドが変わるまでにかなりの時間が経過していることと、非常に大きな波形で動いているため、大きなチャート図となっています。

青い水平線を下抜けし、トレンド転換方向⇩となりました。

青丸のロウソク足はヒゲなので、実体下抜けはしていないため、ピンクの波形となっています。

しかし、緑の一気の上昇により、1時間の高値だった黒い水平線を上抜けすることで、緑の波形が作られ方向⇧となっています。

緑丸は調整が38.2%に届いていないため、緑の波形となっています。

この戻り安値部分は、1時間の安値ではなく、調整がかけられないくらい強い買いの最中に作られた小休止の安値です。

この安値を抜いたからと言って、トレンド転換しない安値となります。

現在、波形としては緑の波形の方向⇧に向けて動いています。

これが通常分析となります。

次は、私独自の分析方法である指標フィボナッチからの分析です。

フィボナッチを当てている幅は、先週の米雇用統計とISMの指標発表を受け作られた高値・安値です。

黒い水平線は、陽線を続けてきた逆足である陰線が出来た箇所です。

指標フィボナッチでは、最初にできた安値を指標フィボナッチの安値と分析します。

この安値を1度も抜けることなく、0.0%ラインの高値を上抜けしたことで”指標1波”が発生、その後調整2波⇒3波を作りました。

3波は1.618倍伸びることでトレンドが伸びた方向にあると分析できますが、全く伸びず下降しています。

この動きにより、緑の波形が作られ方向⇩を向きました。

その後、

下降3波が確定していますが、全く延ばすことが出来ませんでした。

上方向にも、下方向にもトレンドが発生しない混沌とした迷った動きとなっています。

緑丸で下抜けしたことで、黒い水平線の1時間高値を作りましたが、上抜けすることが出来ず下降方向⇩のままです。

更にその後、

日銀のサプライズ人事の発表により、1時間で120pipsの下降を作り、その後も陰線が続いたため、逆足が発生するまで180pipsの下降となりました。

この動きを受け、指標フィボナッチが発動しています。

現在、指標フィボナッチの中を動いているため、指標1波は発生していません。

あるpips数(これはまだ公表していません)を超えると、チャートのロウソク足の動きに迷いが生まれます。

この迷いは、今までのトレンドとは異なる動きが下位足から発生し徐々に上位足である1時間足まで伝わることが私の分析で分かっています。

この動きの迷いを分析する方法が指標フィボナッチです。

この指標フィボナッチを分析することで、指標後のトレードを有利に運ぶことが出来ます。

2022年の8月末に初公開した指標フィボナッチですが、現在のところ、あらゆる指標の動きに対し無敗を誇っています。

無敗を目指しているわけではありませんが、それだけ勝率が高い分析方法であることは確かなようです。

通常は1時間足まで影響力がある指標フィボナッチですが、以前あった日銀の介入のような大変大きな動きの場合は4時間足まで影響を及ぼします。

今回は、4時間足まで影響を及ぼすほどの動きとはなっていませんので、1時間足の指標フィボナッチから分析していきます。

指標の場合は、今までで作られてきた方向(実際・短期トレンド共に)に指標フィボナッチが作られた場合は、多くの例で調整浅く指標フィボナッチを上抜け・下抜けします。

しかし、方向感が見失われると、すぐに方向感が作られず、指標フィボナッチの中で迷いの動きを作り始めます。

このような迷いの動きが作られたときに重要になるのが、指標フィボナッチの中の半値での反応です。

フィボナッチの半値である50%ラインは、売り圧・買い圧の境界線と判断されるラインです。

50%よりも下は売り圧が強い、50%よりも上は買い圧が強いと判断されます。

そして、良い指標フィボナッチは50%ラインにタッチしてきます。

今回の指標フィボナッチにおいても50%ラインをタッチしてきています。

私が運営する戦略部屋では、指標フィボナッチが発生するごとに

「50%にラインを引いてください」
「50%タッチするか確認してください」

とアナウンスしています。

今回も50%ラインをタッチしてから一気の上昇が作られています。

まだ戦略部屋でも公開していませんが、この50%タッチから分析が始まるトレードする方法があります。

これを、指標フィボ1/2(ハーフ)トレードというネーミングにしました。

いままで検証中であったため公開してきませんでしたが、長かった検証が昨日の動きにより一部ですが終了しました。

検証結果としても申し分ない勝率となりますので、昨日も30pips程度ですが安全に取ることが出来ています。

現在、指標フィボナッチが発生している通貨ペアが、ポンド円、ユーロ円で発生しています。

こちらでも、新しく完成した指標フィボ1/2トレードから利確を生み出すことが出来ましたら、私が運営する戦略部屋のみで公開する予定です。

戦略部屋の皆さんは楽しみに待っていてください。

分析に戻ります。

現在は、指標フィボの上抜けである指標1波が発生するのを待っています。

抜けるのがロング方向なら、指標フィボ上抜けで指標上昇1波でピンクの水平線を上抜けし、小さい上昇ダウ確定か、調整終了からの上昇3波から入る予定です。

ただし、ヒゲ+確定売り(最低1分)を確認しエントリーしていきます。

理想的な形ですが、指標3波からトライしてみたい場面です。

ショート方面なら、青いボックスの長いヒゲ(マイナスのエネルギー)を埋めるほどの売り圧という事になりますので、ブレイクからトライしたい場面です。

ここも、ヒゲ+確定買い(最低1分)確認してい入ります。

指標フィボナッチの特徴などは、私の運営する「ちりつも戦略部屋」で毎回リアルタイム(ほぼ)で解説しています。

興味がある方は、是非ご入室ください。

ご入室のご案内は、このブログの最後の方にございます。

是非ご覧ください。

ここまでは、指標フィボナッチでの分析となります。

もう一度通常分析に戻ります。

1時間足の指標フィボナッチを除いた分析では、青い水平線を上抜けし方向⇧を向いています。

現在調整2波形成中?3波?といった環境です。

指標フィボナッチを通常の分析に表示しています。

方向感が合うのはロングですね~(#^^#)

来週の月曜日が楽しみになってきましたね!

今週のブログは以上となります。

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トレンド天気予報について

トレンド天気予報の動画ですが、早朝にバタバタと動く用事が出来てしまったため、しばらくお休みします。

すいません。

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