ちりつも流FX

MT4で簡単に高値・安値を見つける方法

高値・安値の引き方をご説明する前に

高値・安値がどうして大切かご存じでしょうか?

簡単にご説明します。

高値・安値は意識されやすいという性質をもっています。

これが最大の理由です。

高値を作り、さらにその次の高値を抜くと、上昇トレンドが継続していると判断されます。
その逆で下降トレンドの時は、安値を作り、その安値を抜いていくことでトレンドが継続していることが確認されます。

下図はその例です。

そのため、高値・安値を目標に利確を入れたり、エントリーをしようと考えたり、
高値・安値を抜けてしまったら損切をしようという考えなどが働きます。

高値・安値は大きいさによっても意識のされ方が異なってきます。

小さい高値や安値は全く意識されず素通りしていくことがありますが、大きい高値・安値は強く意識されます。

私は常に『みんなと一緒』というワードを塾生にFXを教える時やTwitterで使ってきました。

高値・安値は大きければ大きいほど、その『みんな』にとって分かりやすく意識されやすいと考えています。

誰が見ても「高値だ!」「安値だ!」という訳です。

高値・安値は株式よりもFXのほうが意識されている?

普段、皆さんはどのように高値・安値をみつけていますか?

10年ほど前にダウ理論を深く学んだことで、高値・安値に意味があるのでは?

また、ダウ理論は株式投資で使われてきた理論のため、FXトレードでは多少異なるのではないか?

と考えるようになりました。

高値・安値を調べていくうちに意識されやすい箇所と意識されにくい箇所があることを知りました。

更に、株式トレード作られるチャートは小さい高値・安値が多く、意識されている箇所をピンポイントで探すのが難しく、FXトレードで作られるチャートの場合は、細かい高値・安値もあるが、比較的わかりやすい中~大きな高値・安値を作ることが多いことが分かりました。

このことから、高値・安値を使ったテクニカル分析はFXのほうが通用しやすいのでは?と思い、9年前から積極的に取り入れています。

更に、その意味は各時間軸で異なり、意識のされ方が、5分よりも15分、15分よりも1時間、1時間よりも4時間と上位足に行くほど強くなっていることに気づきました。

この意識されやすい箇所を、私のようにピンポイントで探すというのは過去検証からくる経験が必要ですが、それも練習という経験を積み重ねることで身についてきます。

不安な方は、私のTwitterやブログの環境認識などで紹介する高値・安値などを参考にしていただくと身に付くスピードが速くなると思います。

高値・安値を簡単に見つけられる方法を発見

では、チャートに高値・安値を書き込んでみます。

細かい高値・安値にすべてピンクの線を書き込んでみました。

いかがでしょうか?

私には何がなにやら山がいっぱいありすぎてどれが意識されているのか分かりません。

入塾したての方に、

 

高値と安値を引いてみてください

 

というと、こういう線を書き込む方が多いです。

これがトレードに生かせればいいですが、私の経験上全く使えません。

そこで、何か塾生さんに教える簡単な方法はないかなぁ~

と悩んでいてインディケーターを触っていた時に

 

ん?

 

これ使える!!!

 

高値・安値を簡単に見つけられ、更に意識されやすい高値・安値を説明しやすいインディケーターを見つけたのです。

高値・安値は『ZIGZAG』で解決!

そして、見つけたのが「ZIGZAG」という聞きなれないインディケーターでした。

これを見つけ、授業に使ったところ、高値・安値の説明がスーッと染み込むように塾生さんに伝わるようになりました。

では、「ZIGZAG」をMT4に表示してみましょう!

まずはMT4の左上部にある「ナビゲーター」をクリックしてください。

ナビゲーターをクリックしますと、MT4の左側にナビゲーターのメニューが表示されます。

左側にナビゲーターのメニューが表示されましたら、その一番下のほうに「ZGZAG」と書かれたインディケーターがあります。

それをダブルクリックしてください。

すると、上の画像の「ZIGZAG」の設定メニューが現れます。

設定は何もせずクリックしてください。

すると、「ZIGZAG」の線が高値・安値に表示されます。

これで準備はOKです。

このジグザグは小さな山は自然に省き比較的大きなヤマをジグザグで表示してくれます

ZIGZAGを使い意識されやすい高値・安値を探す

下の図は先ほどの図とはちがいます。

左側で大きな上昇を見せています。

その間の小さな安値は省かれて表示されています。

高値や安値は、上昇や下降の起点が意識されやいため、これではいけません。

この図では、最後の上昇の起点(赤丸部分)にジグザグが表示されていません。

この赤丸部分の上昇の起点の安値に黒い水平線を引いてみます。

すると、この青丸の部分で1回は止められ、上ヒゲ陰線で抜けたが、更に陽線で上昇、1回実態抜けしているので、次の足で大きく下降しています。

このように最後の上昇・下降の起点は意識されやすいのです。

このように小さな高値・安値を省いてしまうような大きなジグザグが現れた場合は、最後の起点に水平線をひくことをおすすめします。

「ZIGZAG」は万能なインディケーターではありませんが、高値・安値に引いてくれることで、どのように動いて上昇と下降を繰り返してきたかが一目でわかります。

もちろん「ZIGZAG」は最後の上昇・下降の起点に「ZIGZAG」を引いてくれることのほうが多いですが、省かれる可能性があることを知っていると、省かれてしまうことを念頭に入れながら慎重に高値安値を探すようになるので、かえって便利だなあと思っています。

また、このテーマの文頭のほうでも書きましたが、5分よりも15分、15分よりも1時間、1時間よりも4時間と上位足に行くほど強くなっていきます。

各時間軸で引いておくと、上位足だから抜けたら伸びやすい場所であるが、抵抗が強くなる可能性が高い場所だ、ということが分かってきます。

このような考え方が育ってくると、抜けたら伸びるが、今から入ると抵抗にあって損切になるかも?といったシナリオを作るのにも役立ちます。

高値・安値を引くことが苦手な方は、まずはジグザグのインディケーターを使い過去のチャートに戻り練習してください。

慣れてくると、「ZIGZAG」がなくても分かるようになってきます。

慣れてきたら、ジグザグのインディケーターは表示しておくと邪魔になりますので消すようにしてください。

YouTubeでも同様のご説明をしております。

是非、ご覧になってください。

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