10月1日(土)のドル円の環境認識ブログになります。
9月29日(木)~30日(金)まで、久々に家族サービスに出かけてきました。
外出する時は、完全プライベートということでチャートもTwitterも見ないのですが、
今回は車で1時間ほど現地に向かっている最中に
「あれ?スマホなくない???」
「取りに戻ると予約しているアンパンマンミュージアムの入場時間に間に合わな~い!」
何年かぶりのスマホ持たずの旅になりました。
めったにこんな機会はないので、ついでに2日間チャートを全く見ない状況から分析してみよう!
ということで、今の時点まで全く見ていません。
どうなったかなぁ・・・
では、月足が閉じましたので、月足から分析していきます。
私”ちりつも”が作り上げた、超シンプルトレード方法である『ちりつも流FX』のトレード分析方法を使用し、
FXとは?などと考えているFXトレード初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
ご不明な点がございましたら、Twitterやこのブログの記事の一番下にあるコメント欄に、ご質問をお願いします。
ドル円(2022年10月1日)FXトレード初心者にも分かるテクニカル分析
下図はドル円の月足です。
先月の月足の解説で、先々月作られた黒矢印の上髭が長い陰線のヒゲを、先月作った大陽線では埋められず、9月の確定で埋められず横々の動きが出るか?埋めて大きな上昇を作れるか注目していました。
結果、ヒゲを大陽線で埋める展開となり大きな上昇を作ったことが分かります。
この大陽線の実体部分で約580pipsと大きな上昇となりました。
若干の上ヒゲがありますので、再度意識され始めるか注目される1ヵ月です。
ヒゲとは上昇に対してマイナスの動きが働いています。
そのため、上髭がある状態で月足が確定すると、下位足で調整のような動きであったり、下位足トレンド転換し下降していることもありますので、最上位足である月足にヒゲが確認できた場合は、かならず月足のヒゲに意味のある動きが隠れていないないか確認するとが大切です。
では、週足を見ていきます。
ドル円 週足
下図はドル円週足です。
週足の調整度合いをフィボナッチを当てて測ってみます。
38.2%弱にヒゲといった状況です。
以前のブログでも解説していますが、過去検証をすると38.2%以上の調整の場合は、調整済みと判断され、一つの波形として判断されやすいですが、38.2%にタッチしていないと調整不足と捉えられ、再度深い調整をかえる場合があります。
私は、38.2%付近の調整の場合は、調整済みではないというルールを設け、調整の動きに常に警戒しトレードを組み立てるようにしています。
現在は、全く届いていません。
下図は週足です。
ヒゲに対してのアプローチとして、一番左の長い上ヒゲ陽線のヒゲ先が意識され、2週にわたり抵抗を見せていました。
今週も結局ピンクの水平線を上抜けするロウソクは作れませんでした。
上ヒゲがほとんどない陽線を作って終了していますので、来週はこの陽線の勢いを残したままま、ヒゲを埋める動きが出るか注目です。
日足に落とします。
ドル円 日足
下図はドル円日足です。
日足の調整度合いをフィボナッチを当てて測ってみます。
38.2%弱と若干届かずの状況で上昇しています。
下図は日足です。
週足でも意識された高値n状況です。
日足に落とすと、どのように意識されてきた高値であるか分かります。
このピンクの水平線がやたらと意識されていることが分かります。
このピンクの水平線に何かがあることは一目瞭然です。
そして、実体の安値では明らかに影響を受けている青い水平線があります。
日足では、この間を行ったり来たりしているレンジパターンが発生しています。
では、この2か所に水平線を引いておき、一つ時間軸を落とし4時間足を見ていきます。
ドル円 4時間足
4時間足の高値・安値にフィボナッチを当てて調整度合いを測ってみます。
調整としては、安値ギリギリまで下降してきているのでと油性度合いとしては十分です。
また、ピンクの水平線の4時間高値ではヒゲでは抜けていますが、ロウソク足実体では抜けていませんので、
高値更新は出来ていません。
数はドル円4時間足です。
日足で引いた水平線です。
高値への意識が非常に強いことが分かります。
青い水平線では何度も実体で抜け出ています。
という事は、ピンクの水平線は4時間でも意識されている高値。
青い水平線は日足で意識されている安値という事になります。
水平線ひとつとっても、時間軸ごとに意識のされ方が違う事を分かっていると、
「4時間足で抜けてきたら動き出すかもしれないなぁ・・・」
「この安値は日足が抜けてこないと崩れない安値なのかも・・・」
といった分析が出来ます。
少なからず、ピンクの水平線への意識は週足~4時間足まで意識された高値であることが分かりました。
では、1時間足ではどうでしょうか?
ドル円 1時間足
下図はドル円1時間足です。
1時間足の高値・安値にフィボナッチを当てて調整度合いを測ってみます。
1時間足の方向は下を向いています。
76.4%と調整度合いとしては十分です。
これが調整の動きなのか?
それとも、高値を上抜けしトレンド転換する動きとなるのか?
それは、抜けてみないと分かりませんが、調整度合いとしては深い状況です。
一つ注目しておきたいのがピンクの水平線です。
1時間足では抜けていることが分かります。
つまり、このピンクの水平線は1時間足が抜けても影響力が作れず、4時間足~週足で意識されている高値という事になります。
ということは、1時間足での実体抜けではなく、4時間足の実体抜けからトライしたい高値であることが分かりました。
ただ・・・・・・
普通ならそうなるんですが、この高値は違うんです!
ピンクの水平線は145円の一歩手前の反発下降を作った水平線なんです。
そして、ピンクの水平線を抜けた1時間足では、145円キリ番を上抜けし、順調にロウソク足の陽線を作り始めていました。
私の運営する戦略部屋でも多くのメンバーが利益を上げていた最中でした。
146円ラインの一歩手前で・・・
いきなりのドカンッ!
日本の財務省の円介入でした。
1時間で5円もの動きを見せ、ドル円が一気の下降を作りました。
2兆8382億円もの為替介入だったそうです。
為替介入は実に1998年4月以来となり、その時の介入額が2兆6201億円だったので、それを上回る過去最高の為替介入となりました。
その効果があったかというと、現在のスーパーレンジを作っているチャートを見る限りでは、一定の効果はあったと思います。
145円を上抜けし146円直前で介入⇒5円下降
実にpips数でみると500pipsもの下降なっています。
100ロット(1ロット1000通貨)で考えた場合、ロングで握っていた場合、1時間という短時間で約50万円のマイナスの動きが出ていることになります。
私のように勝ちを重ねているトレーダーであれば許容は出来ますが、それでも食らいたくないフリーフォールです。
まあ、私の場合は損切を必ず入れているので、大きな損出にはならないものの、テクニカルで対処できたない動きで損切を食らうのは気持ちの良いものではありません。
日本政府は8月時点で187兆円の外貨準備があります。
介入に直ちに使用できる預金は19.6兆円だそうです。
今回の介入で14%利用した計算になりますので、最高あと7回は使用できる計算になります。
となると、146円で5円戻される可能性が7回も残されていることになります。
今回の146円手前での為替介入によって、145円手前でのスーパーレンジを生み出しました。
日本政府による為替介入は将来的には意味がないといった風潮が多いようだが、チャートを見る限りでは一定の効果はあったと思える動きとなっています。
仮に来週から、145円付近にあるピンクの水平線を上抜けし、ズルズルとゆっくりな上昇チャートを作り、145.50付近から5円の下降を作ったらどうでしょうか?
ドル円という通貨ペアでドルを買うのが怖くなります。
どちらにしても、今のままでは日本政府による為替介入は起こらないレートであると思われるので、上を試す時期はそう遠くないと思います。
ピンクの水平線を上抜けすると、為替介入してくるであろうレートを予想しながらロングをするといった、胃を痛めるようなトレードになり、以前よりも低いレートで介入が入れば、更に混乱が増しドルを買う動きに警戒感が生まれる可能性が高くなります。
現在、ドル円は15分がチャートを作っていますので、15分に落とし分析します。
ドル円 15分足
下図はドル円15分です。
15分のストーリー1です。
左の青い水平線を上抜けしトレンド転換し方向上に。
上昇1波にちりつも波動を当て、上昇三波の伸びを確認、1.618倍伸びていることを確認。
15分のトレンドとしては上方向に出ていることが分かる。
三波が1.618倍伸びたことで作られたピンクのボックスが、現在の15分の高値・安値。
この間をレンジの動きが発生。
15分のストーリー2です。
3波が1.618倍伸びると、1波と5波が同程度~1.618倍伸びることが多いため、1波のフィボナッチを、5波の始動に当て伸びを測っています。
伸びとしては、1波の等倍以上伸びていますので、綺麗な”ちりつも波動”が確認できます。
15分のストーリー3です。
ピンクの波形で”ちりつも波動”1波~5波まで終了、次にスクイーズタイプの”ちりつも波動”ABCから、現在1波が発生してると分析できます。
次の2波の調整を待ち、3波がどの程度伸びるか確認したいところです。
このように、私は分析をストーリーとしてとらえ、現在の動きから、次に求められる動きを分析しトレードに役立てています。
チャートは多くの人の集団心理によって作り出されています。
現在、チャートは日本政府による介入に対する、集団心理によりストーリーが色濃くチャートに現れています。
ストーリーは時間軸や通貨ペア、指標などによって、様々な変化をストリー仕立てで理解しておくことができます。
私が、多くの方にお勧めしている分析方法です。
では分析に戻ります。
この位置から15分の”ちりつも波動”三波が伸びてきた場合は、ピンクの水平線を上抜けする動きとなる可能性もあり注目されます。
抜けてくると、
買いが強くなるのか?
介入への警戒感が更に増すのか?
といった場面になります。
私は1時間に順張りのトレーダーのため、146円付近の最高値を1時間足実体で上抜けするまではショート戦略を考える必要があります。
1時間の方向が下を向いている状況で、現在は15分足が上を向いています。
ということは、15分足が下を向いてからトレードを組み立てないと、15分が足が上昇し続けてしまった場合、大きな含み損を抱える可能性があります。
現在15分足では”ちりつも波動”上昇三波時に作ったボックスの中を移動しています。
15分足が崩れ、方向が下を向く地点は、ボックスの下限を15分足のロウソク足実体で下抜けする必要があります。
約50pipsほど下にあり、更に上辺のぎりぎりまで来ているため、現在のチャートからショートを組み立てるのは難しい状況ですが、
それでもルールはルールです。
私はFXトレードにおいてルールーを絶対に守るというルールを設けています。
なので、自分のルールに従った場所でしかエントリーはしません。
それでも、建坪340㎡の新築一軒家、外車を2台、一生食べてくことに不自由しない程度の貯蓄ができます。
『待つも相場』
という言葉には、トレードにおいての大きな意味があると思っています。
待つという事をクリアしないと、エントリーできるところを探す毎日が待っています。
そしてその思いは、入れそうなところに変わっていき、やがて根拠すら失われてしまいます。
私は分析をし、入れる根拠がある場所でしかエントリーをしません。
そのため、エントリー回数は少ないですが、勝率が高いトレーダーです。
そして、根拠がある場所は伸びやすいという傾向があるため、無理なく伸ばすテクニックも身に付けています。
伸びなかった場合に備え、ある程度決めたpips数まで伸びた場合は瞬時に建値を入れるというテクニックも身に付けています。
先日はポンド円で2日で1200pipsの利益を上げることが出来ました。
この1200pipsは運もかなりかかわっていますが、それでもルール通り伸ばし続けた結果得られています。
この日は、ポンドドルでも大きな利益を上げています。
ルールは自分の都合に合わせたルール―ではなく、チャートに合わせたルールを作る必要があります。
私は塾生に、
「チャートは自分で思い通り動かすことはできない。チャートに沿って動けるトレーダーになりましょう」
と教えてきました。
入れるところを探しているうちは、チャートを自分で動かしている気になっている期間だと思います。
私は、長年多くのトレーダーを育ててきました。
その中で、分かったことは、誰一人として同じトレードが出来ないという事です。
私一人がトレードを教えているのに、似たようなトレーダーにはなりますが、私の全く同じトレーダーを育てたことがありません。
そして、誰一人として、毎日同じトレードや分析が出来ないという事です。
人間は気持ちによって、全く違う自分に変わっていることがあります。
自分が自分を一番把握していると考えてしまいがちですが、ものすごくハッピーな時と、ものすごく落ち込んでいる時の、モチベーションや行動をどこまで把握しているでしょうか?
そして、利確した時と損切りしたときの次の分析は同じだと思いますか?
利確したときは、同じ場所を探そうとしますが、損切りしたときは恐らく違うエントリー方法を選択する可能性があります。
私は沢山の塾生を育てる中で一番難しいと思ったことは人の”感情”でした。
感情をコントロールしようと、ルールを守らない塾生には厳しい言葉を発することもありました。
そして、まだこの時は、私自身が自分自身をコントロール出来ていないことに気づいていませんでした。
私が厳しく当たれば、教えられている塾生も緊張や不快感を感じ、本来のパフォーマンスを出せないことに気づいておらず、ルールを守らせようと必死でした。
塾を始めた最初の方は、FXを教えた経験がないため、とても苦労しました。
どうして、こんな簡単なことを理解できないんだろう?
本当に儲ける気あるのか?
もっと必死になれ!
と自分に教えるスキルがないことに気づかず、教わる方に問題があると考えていました。
困り果てている時に、自分がどうやってFXトレーダーとして成功したのか?順を追って書き出してみました。
書き出すことをしたことで、教えるのではなく、トレードは理解してもらうことが大切だということに気づきました。
そこから、理解をしてもらうための方法を考えるようになりました。
なぜ理解することが大切だと気付いたともいますか?
そもそも、私は誰からもFXを教わっていません。
なので、教える方法を知らなかったのです。
ただ、その反面、私が繰り返し行ってきたことは理解でした。
FXという予測不能な動きを理解しなければ、トレードを安全に行う事は出来ません。
そのため、あらゆる疑問に立ち向かうために、多くの過去検証を行ってきました。
この過去検証を幾度もなく繰り返したことで、動きの意味や”ストーリー”が見えるようになったのです。
そして、理解をしてもらうために言葉を尽くすと逆効果になる事も分かりました。
そこから、私の分析やエントリー場所を見てもらうための、ミラー分析&ミラートレードを始めました。
この、ミラー分析&ミラートレードは8年前から始め、塾生が最初の1ヵ月間かならず行う授業です。
この期間は、質疑応答は一切行いません。
入塾前に入塾を許可するための研修期間がありますので、ある程度トレードの基本を学んでいますが、分からない人にとっては何のことやら分かりません。
しかし、時間が経過することで、回りの人が理解していく姿を見て、自分でも理解しようという脳に変わろうとします。
どうしても人に聞こうという行動をとる塾生が出てきますが一切答えません。
私は毎日分析し、エントリーできる場所を、淡々と出し続けます。
どうしてだと思いますか?
これが、かつての私だったからです。
私は理解しようと、あらゆる本を読み漁りました。
結論、どこにもFXの答えが書いてある本はありませんでした。
私が、今の私を作るために必要だったことは、チャートを理解することでした。
しかも、塾生のような、お手本になるトレーダーなどいない状況で、もがき苦しんで成功を勝ち取っています。
少なからず、私よりかは贅沢な環境でFXトレードを学んでいるわけです。
また、質問の多くが”答え”を求めることが多いことも問題です。
FXは時間軸や指標などあらゆる事象によってチャートが作られます。
そのため決まった”答え”というものを固定して今う事はとても危険です。
私は、塾生に教えるために”方程式”の作り方を教えることを淡々としています。
時には、方程式の解き方であるエントリー場所さえも教えます。
それなのにもかかわらず”答え”を聞くということは、自分で答えを導き出そうではなく”楽”を選択しているわけです。
FXは苦楽を共にすることはできません。
”苦”の後に”苦”が存在し、そのあとに”楽”が見えてきます。
”苦”の後に”苦”
なんのことやら分からないと思いますが、これは私が塾生によく使ってきた言葉です。
最初の“苦”チャート理解へ”苦”
最後の”苦”は自分ルールへの”苦”です。
これをクリアしなければ、安定した勝てるトレーダーにはなれません。
1時間順張りルールは、自分ルールへの”苦”です。
逆張りでも取れるところは沢山あります。
分析すれば、伸びるだろうなぁという箇所は山ほどあります。
ただ、一つのルール崩壊は、多くのルール崩壊を招く恐れがあります。
そして、大切なのは
「順張りで儲かってるからいいや・・・」
というマインドです。
塾生の多くが卒業生しても順張りを守る理由はここにあります。
「ルールを守ったら儲かるならルールをまもろう・・・」
となるわけです。
現在、私が行っている戦略部屋では、先ほどお話しした『ミラー分析&ミラートレード』をする部屋です。
この部屋で、淡々と出される分析やエントリー箇所を見ながら、多くの『理解』を生んでください。
これで本日の環境認識を終わります。
戦略部屋第8期メンバー募集のご案内
戦略部屋第7期メンバー募集は10月2日(日)13時に終了いたしました。
今回の募集におきましても数秒で締め切りとなりました。
多くの方のご参加有難うございました。
貴重なお時間を戦略部屋のためにお使いいただき有難うございました。
次回の第8期募集のご案内は10月15日(土)のブログで行います。
対象者は、すでに「ヒロセ通商」の口座を開設済みの方のみの抽選となります。
ご注意ください。
※戦略部屋では、チャートの高値・安値が違う、レートが違うということを避けるため、チャートをヒロセ通商さんに固定しています。
「ヒロセ通商」の口座をまだお持ちでない方は,下記リンクより内容をお読みいただきお進みください。
優先的に「戦略部屋&波動チャネル部屋」にご入室いただけます。
トレンド天気予報について
トレンド天気予報の動画ですが、早朝にバタバタと動く用事が出来てしまったため、しばらくお休みします。
すいません。
また、私のトレード方法を詳しくお知りになりたい方は
ちりつも流FXとは?をご覧ください。
下記リンクよりご覧いただけます。
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