週明け6月13日(月)の環境認識となります。
最高値更新をまじかに控えたドル円。
その後の動きはどうなったか?
どのような戦略でトレードするべきか?
私”ちりつも”が作り上げた、超シンプルトレード方法である『ちりつも流FX』のトレード分析方法を使用し、
FXとは?などと考えているFXトレード初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
ご不明な点がございましたら、Twitterやこのブログの記事の一番下にあるコメント欄に、ご質問をお願いします。
ドル円(2022年6月13日)FXトレード初心者にも分かるテクニカル分析
下図はドル円4時間足です。

赤い水平線が4時間安値、青い水平線が4時間高値となっています。
緑の水平線は最高値だった箇所です。
この最高値を本日の早朝に上抜けし、一時は135円代に乗せてきました。
下図は前回の4時間安値だった箇所です。

矢印の安値から、現在の安値まで上がってきています。
かなり浅い安値となったおりますので、ここから再度上昇し安値から切り上げられるか?
それとも、これだけ大きく伸びてきた上昇に対しての大きな調整が入るのか?
注目されています。
1時間足に落として分析していきます。
ドル円 1時間足
下図はドル円1時間足です。

赤い水平線が1時間足安値、青い水平線が1時間高値になります。
この間にフィボナッチを当てて調整度合いを調べていきます。
調整度合いとしては61.8%ピッタリでヒゲで反応し上昇しています。
調整度合いとしては十分と言えます。
ここから上昇し高値を抜けするかは、抜けてみないと誰にもわかりませんが、調整終了からの上昇としては十分と言えます。
青い斜め線は、ちりつもオリジナルのトレンドラインです。
過去何度も、このトレンドラインで反発されてきただけに、根拠として買われてもおかしくありません。
1時間のチャートでは細かい所まで分かりませんので15分足に落として分析してきます。
ドル円 15分足
下図はドル円15分足です。

15分足では細かいですが、このように動いてきました。
青線は上昇、赤線は下降を表しています。
赤い水平線を下抜けし、青線から赤線に、意識されてきたトレンドラインの少し上に高値を作りました。
しかし、この高値は15分の高値・安値の間に作ったトレンドに関係ない短期の高値になります。
このようなトレンドを変えることのない高値は、高値を抜いてきたとしても伸びてこない時があります。
現在、15分足のトレンドが下を向いている状況の中、1時間のトレンドが上の状況なので、15分が15分の高値を上抜けし、15分足のトレンドが上を向いてからトレードを始めたいところです。
下位足に落として買い場を探していきます。
ドル円 5分足
下図はドル円5分足です。

5分足ではこのような動きでチャートを作ってきました。
青は上昇、赤は下降を表しています。
上の黒い水平線を下抜けし赤線に、その後、下の黒い水平線を上抜け(青丸)し青線に変わっています。
現在、5分のトレンドは青線になったことで上を向きました。

黒い水平線を上抜けすると、5分は上昇ダウ確定&上昇三波確定となり買われやすくはなりますが、その上に下を向いている15分高値があるため、それなりの売り圧力が考えられます。
この状況の中、ロング(買い)で取りに行くと、15分の抵抗にあい、なかなか伸びていかない、最悪は一強い抵抗により一気の下降なんてこともあります。
このように、上位足の高値や安値が近い場合は、その高値・安値が抜けてからトレードを組み立てることが大切です。
5分が上昇三波だから15分足の高値も当然抜く”だろう”といった「だろう買い」は避けなければなりません。
ここで、抜いてくれた方がトレードは断然やりやすくなりますし、全ての足が上を向いている環境であれば有利な環境でトレードを運ぶことができます。

仮に15分高値を15分足でロウソク足実体抜けをしたとしても、濃い青い水平線を抜けるといった確証はありません。
デイトレを主体としているトレーダーとしては買い場としては間違いありませんが、損切根拠のある安値まで50pips以上と深く、リスクリワードとしてもあまりよくありません。
この、損切のpips数を許容できるのであれば問題ありませんが、現在の高値は、月足~1時間足の高値となっているため、利確や損切など売り注文が入りやすい高値でもあります。
こういった損切が深い場合などは、スキャルピングトレードで高値付近まで取りに行くことが安全です。
この図でスキャルピグを始める地点は下図の位置です。

15分の高値を上抜けし、青丸の部分の上昇ダウ確定・上昇三波確定からスキャルピングトレードを開始します。
最高値の青い水平線との間でスキャルピングトレードを行います。
下図は1時間足です。

当然、15分足が下を向いている環境ということは1時間足の調整の時間となりますので、青の矢印の波動は十分に考慮しながらトレードする必要があります。

15分の高値を上抜けすると、上昇してくる確率は格段に上がりますが、トレンドラインを下抜けしている状況から、更に下降してくることも十分に考えられます。

5分の安値を下抜けし、赤い線の動きから、下降の青線の動きとなり、調整の動きから安値を抜く青丸の部分からスキャルピングトレードを始めます。
しかし、この地点は1時間安値まで近いため、あまり下に伸びすぎてしまった場合は、エントリーは諦め、1時間足を下抜けし、1時間のトレンドが下を向いてからトレード戦略を考えるようにします。
スキャルピングトレードは全てのトレードの基本が含まれており、身に着けることで、エントリー根拠、損切根拠、利確根拠などを身に着けることができるため、私の塾では、スキャルピングトレードを身に着けてからでないと、デイトレードを教えることはありません。
スキャルピングにはルールがあります。
・1時間のトレンドに合わせる
・トレンドライン付近ではエントリーは控える
・ブレイクエントリーはなるべく避ける
・上昇三波確定からトレードを開始する
以上をルールとして決めています。
また、私のトレード方法を詳しくお知りになりたい方は
ちりつも流FXとは?をご覧ください。
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