6月17日(金)の環境認識となります。
昨日のFOMC発表後に大きな下降を見せたドル円でしたが、ふたを開けてみれば、昨日下がったpips数に近い反発を見せ上昇。
私”ちりつも”が作り上げた、超シンプルトレード方法である『ちりつも流FX』のトレード分析方法を使用し、
FXとは?などと考えているFXトレード初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
ご不明な点がございましたら、Twitterやこのブログの記事の一番下にあるコメント欄に、ご質問をお願いします。
ドル円(2022年6月17日)FXトレード初心者にも分かるテクニカル分析
下図はドル円4時間足です。
昨日、かなり強い下降を見せ、大きな下降を作るかに見えたドル円でしたが、同じ力ではね上げられました。
現在、4時間高値にチャレンジしており、ここを4時間で実体抜けできるか注目されています。
4時間実体抜けとは、4時間足のロウソク足の実体が、高値の上で確定することをいいます。
仮にヒゲで抑えられてしまうと、抵抗が強いと判断され、大きな下降を生む場合が過去何度もあります。
上がる”だろう”という思い込みから、下位足5分や15分のブレイクでエントリーし、4時間後には長い上ヒゲで抑えられ、一気の下降。
「まあ、調整だろう・・・」
と損切も入れず放置。
その後、あっさり安値を下抜けし、ドル買いが続いてきた相場から一転、円買いモードに、とてつもない含み損を抱え、決済されないために、FX会社に入金、入金の連続で、最終的には借金までして、1700万円の損切に。
これは作り話ではなく現実の話です。
この話は、私が過去に育てた塾生の実際にあった経験談です。
ここで考えられるミスは何か?
・だろう買い
上がるだろうという勝手な自分の思い込みから4時間の高値だったにもかかわらずz、4時間足が確定する前に下位足のブレイクでエントリーしてしまったことによるミス。
為替は相当な金持ちでない限り自分で好きに操作することはできません。
なので、自分の思い通りの考え方をなくすことがFXにはとても大切です。
・根拠が強い損切位置を設定していなかった。
エントリーをしたら損切を入れるとい書かれていることが多いですが、私も場合は違います。
エントリーをする前に、逆に動いた場合にエントリーをしたい場所を探し、そこに損切根拠があるかを、水平線、トレンドラインなどを用い損切位置を決めています。
私は、エントリーと損切は同じ根拠で行う必要があると考えています。
ゼロ地点から、プラスかマイナスに動くのがFXです。
であるなら、同じ力を持っている可能性があります。
それを、なるべく動きやすい方向、つまり流れを見定めエントリーをすることで利益を出せていると考えています。
私は1時間足の方向に合わせる、1時間に対し順張りのみを行うトレーダーです。
その理由がここにあります。
しかし、それでも損切をされることは普通にあります。
ただ、この方と違うのは、「損切りをされてもしょうがない」という位置でしかエントリーしてないということです。
なので、損切りにあっても何の後悔もなければ、微塵も悔しくありません。
まあ、経験が長いから、耐えられると言われればそれまでですが、自分のルール通りに行っての損切は、必要経費であると割り切れるので、全く後悔することはありません。
今まさに!といったドル円のチャート形状だったため、少し脱線しましたが、語らせていただきました。
では、1時間足を見ていきます。
ドル円 1時間足
下図はドル円1時間足です。
ドル円1時間足では、先ほどの4時間足の高値を実体で上抜けしています。
しかし、現在は長い陰線が出ており、4時間足高値の下に入ってきています。
このように、上位足になればなるほど、抵抗が強くなります。
1時間足では、かなり伸びきったチャートになってきています。
この状態でトレードをするのはギャンブルです。
チャートというのは、一方的に伸び続けることはありません。
必ず、ひと休憩ではないですが、調整と言われる動きが発生します。
上手なトレーダーと下手なトレーダーの大きな違いは、待つことができるという事です。
下手なトレーダーは、見込みや思い込みでトレードをしてしまいます。
上手なトレーダーは、ご自分の得意な形にならない限りトレードをしません。
私は上手なトレーダーであるという自信があります。
現在のチャート形状では絶対にトレードをしません。
私がトレードを開始する場所は、今の場所から下降が起こったと仮定した場合、上図のピンクの38.2~61.8%まで下がってきてから、考え始めます。
この時点ではトレードを考える段階です。
トレードを開始するためには何が必要か?
トレンドというのは下位足から必ず崩れていき、次の足、また次の足と順番にトレンド転換をしていきます。
1時間に対する下位足の全てが上を向いています。
調整の下降が始まったと分かるのは、1時間足のすぐ下の足である15分足のトレンドが下を向かない限り、15分の調整ということになります。
なので、15分足の環境を見ていきます。
ドル円 15分足
下図はドル円15分足です。
赤い水平線が15分足の安値です。
この安値を抜いて初めて、1時間の調整に入ったことが確認されます。
ここから15分安値を下抜けすることなく上昇した場合は、安値が切りあがっていきますのでご注意ください。
この赤い水平線を下抜けし、1時間の調整に入ったら、ここでやっと、調整終了の場所を探っていきます。
上図もドル円15分足です。
ピンクの波形のように下降してくるかは分かりませんが、仮の動きとして解説します。
赤い水平線である15分安値を下抜けし、高値安値を作り下降してきています。
この時点で15分足が下、1時間足は上の環境となっています。
上図も15分足です。
この図では15分足の高値を上抜けし、15分のトレンドが上を向きました。
これが1時間足の調整終了の合図としてトレードを開始します。
損切位置に根拠がある場合はブレイクで入ってもいいですが、より安全なトレードをするためには、上昇ダウ&上昇三波確定の位置からエントリーすることが大切です。
上図のような、高値をいったん上抜けし、抜けた後に調整の下降が入り、その後高値をブレイクした地点が、上昇ダウ確定・上昇三波確定の位置となります。
ブレイクは、トレンドが上を向いただけで、このまま上がるかは誰にもわかりません。
しかし、上昇ダウ確定・上昇三波確定をすると、このブレイクは上昇を作ったという確認がされ伸びやすくなります。
なので、エリオット波動3波が伸びやすいのです。
上昇三波確定からのエントリーは上昇しやすいチャートとなるため安全にトレードしやすいですが、どこまで伸びるかは伸びてみないと分かりません。
また、上昇三波確定まで待つため、損切位置が深い場合があります。
なので、伸ばすのではなく、私が塾生(スキャルピング部)のルールで儲けている5pipsルールなど、少ない利益でも安全な場所で繰り返し取っていくことが大切です。
卒業した専業主婦の塾生に、ドル円限定でこの形しかトレードしないという方が居ます。
この方は、ひたすらこの形を待ち、月に80pips~150pips程度の利益をコンスタントにあげています。
この方は、500ロット固定でトレードしていますので、少なくても40万円は常に確保されていることになります。
年収は500万円を軽く超えるそうです。
これをコツコツ繰り返し、一切手を付けず、すべて将来の貯金にしていると聞いています。
5年前に卒業された方なので、税金などを差し引いても数千万円は貯まっているのではないでしょうか?
スキャルピングは稼げないという方がいますが、やり方次第です。
卒業された方の中には、スキャルピングで年間億を超える収入を稼ぐ方も数名います。
この方々は法人化し、節税対策をばっちり行って、利益を確保しています。
なにを隠そう、私も強力なスキャルターです。
また、スキャルピングはデイトレ、スイング、長期トレードすべてに通ずるテクニックを習得することができます。
塾生には最初スキャルピングしか教えません。
その理由はここにあります。
将来、デイトレやスイングをするさいに、スキャルピングを覚えておくことは、絶対的に有利な状況を作れるようになるからです。
私は、ブログを書く上で、いつもスキャルピングに有利なFX会社を紹介することにしています。
スキャルピングは一瞬を切り取るトレードスタイルです。
選択するFX会社によっては、大きな損を被ることがあるからです。
詳しくは下記をご覧ください。
スキャルピングトレードのメリットは
- ・指標などの時はやらないなど、為替変動リスクを回避しやすい
- ・時間や資金効率が良い
- ・短期決戦のため、宵越しなどのトレードにならずに済む
スキャルピングのデメリットとしては
- エントリー回数が増えるとスプレッドが増える
- 約定力・約定スピードに左右される
- 通信環境によっては利確が思ったとこできない
スキャルピングをやる上で、この3つの項目は回避しなければいけません。
私は、決まった形が出なければエントリーしませんので、無駄うちはしません。
そのため、エントリー回数が増えても、利確出来る確率が高い位置でエントリーするため、エントリー回数は気になりませんが、スプレッドが広いFX会社は避けています。
約定スピードは絶対的に大切です。
スキャルピングは成り行き決済がほとんどなので、押した瞬間に利確されるスピードは絶対的に必要です。
また、スキャルピングに不利な口座は避ける必要があります。
下記にまとめているので、ご自身のFX会社と見比べてみてください。
口座を作るのにお金はかかりませんので、下記の表とご自身のFX会社を比較し、不利な口座をご利用されている場合は早めに変えておきましょう。
現在の状況を塾生に調べてもらい下の表にしてみました。
スキャルピングをNGまたは公認されていないFX業者
FX業者名 | スキャルピングNG | スキャルピングを公認していない | 約定力レベル | USD/JPY(ドル/円)のスプレッド |
OANDA Japan | 〇 | A | 0.3 | |
LIGHT FX | 〇 | B | 0.2 | |
マネーパートナーズ | 〇 | A | 0.3 | |
みんなのFX | 〇 | B | 0.2 | |
マネックス証券 | 〇 | B | 0.2 | |
FXTF | 〇 | A | 0.1 | |
SBI FXトレード | 〇 | A | 0.1 | |
DMM FX | 〇 | B | 0.2 |
これだけのFX業者がスキャルピングに対応していません。
スキャルピングをする上で不利になる口座は避けなければいけません。
上記のFX会社でトレードをしている場合は、スキャルピングに対応している会社を選定する必要があります。
スキャルピングOK・約定力レベル・スプレッド比較
約定力とは?
注文レートと約定レートが同じ、もしくは非常に近い
約定スピードが速い
FX会社のサーバーの安定感
この条件を満たしている会社としては下記の4社が上げられます。
FX業者名 | 約定力レベル | USD/JPY(ドル/円)のスプレッド |
JFX株式会社 | A | 0.2 |
ヒロセ通商【LION FX】 | A | 0.2 |
LINE FX | A | 0.2 |
FXプライム byGMO | A | 0.4 |
この表とご自身のFX会社を比較してみてください。
約定力レベルが低く、スキャルピングに適さないFX口座を使われている場合は、口座を変えることをおすすめします。
私も、元塾生からLINE FXがかなり使えるということを教えてもらい、現在はLINE FXとJFX株式会社を使って取引しています。
同じトレードをするのであれば、スキャルピングに有利なFX会社にしておくことが大切です。
通信環境も遅い場合は改善が必要です。
利確が遅れるだけで、0.2pipsの差が生じた場合、1日に5回トレードすると1pipsの差が生まれます。
これを20日トレードすると20pips、100ロットだと2000円差となります。
私の場合、最低でも800ロットでエントリーしますので、1日に10000円もの差が出ることになります。
これが、約定スピードが遅いFX会社、通信速度が遅い環境ですと、どれだけの差が生じるかわかりません。
為替相場の急変時などは、ネット回線のスピードで約定されるかどうか左右されることもあります。
一度自分のネット回線がどれくらいの速度が出ているのか?測っておいた方がよいです。
私はNURO 光にしています。
詳細:NURO 光
なお、以前ブログに書いておりましたドル円天気予報は、午前中にYouTube動画にて配信いたしております。
また、私のトレード方法を詳しくお知りになりたい方は
ちりつも流FXとは?をご覧ください。
下記リンクよりご覧いただけます。
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