6月15日(水)の環境認識となります。
本日の午前3時頃に最高値を上抜けしたドル円。
その後、順調に伸びていましたが、現在は調整と思われる下降に。
私”ちりつも”が作り上げた、超シンプルトレード方法である『ちりつも流FX』のトレード分析方法を使用し、
FXとは?などと考えているFXトレード初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
ご不明な点がございましたら、Twitterやこのブログの記事の一番下にあるコメント欄に、ご質問をお願いします。
ドル円(2022年6月15日)FXトレード初心者にも分かるテクニカル分析
下図はドル円4時間足です。
昨日の4時間安値から、若干切り上げた4時間足の安値。
高値はそれなりに切り上げましたが、それでもわずかの伸びとなっています。
今までの勢いが弱まってきたことが分かります。
では、1時間足を見ていきます。
ドル円 1時間足
1時間足も若干安値を切り上げましたが、今までのような強い上昇トレンドは出ていません。
このチャート図でもわかる通り、横に動く時間が長くなってきており、そろそろ調整の下降が出てきてもおかしくないチャートになってきています。
予想・予測ではトレードしませんが、このようなレンジの動きは、意識されやすい安値をたくさん作って、それを土台として上昇していく足場作りの場合と、更に上昇すると考えるトレーダーが少なくなってきたことによる、消極的な思いから作られるレンジの動きがあります。
現在はどちらの動きか?と聞かれると分かりませんが、一つ分かることは1時間の安値などの意識された安値を下抜けすると、強いトレンドが発生し大きな下降につながることもあります。
ここ数日のドル円は、15分足で高値・安値を抜き合う展開となっており、15分足の根拠が薄い状況となっています。
今のような15分足に根拠を見出せない場合は、その上の足に注目が集まることが多く、今でいうと1時間足のトレンドが出た方向について行こうという心理が働いている可能性があります。
2022年5月30日に1時間のトレンドが上を向いてから、現在の6月15日まで、1時間のトレンドを変えることなく上昇し続けてきました。
以前も2022年3月8日から強い上昇が発生し、1時間のトレンドが崩れたのが3月30日、再び2022年4月1日に上昇を始めて4月20日に崩れました。
このように10日以上続くようなトレンドでも、いつかは必ず崩れます。
長く続いたトレンドが崩れた場合に確認しなければならない動きがあります。
それは、下降ダウが出るかどうかです。
これは現在のドル円1時間足になります。
赤い水平線が現在の1時間安値になります。
ピンク線は仮の動きを表しています。
赤い水平線の安値を下抜けしトレンド転換。
その後、調整の動きが出て上昇、上昇し始めた上昇の起点が黒い水平線。
この黒い水平線を下抜け(青丸)することで、下降ダウが確認されます。
この下降ダウ確認はエリオット波動3波となりますので、ショート目線のトレーダーが増えてくる地点でもあります。
また、トレンド転換の初動となりますので、ブレイクで入ると一気に戻されることもあります。
ドル円は良く、抜けても抜き返すといったレンジを作る通貨ペアでもあります。
その反面、下降ダウや上昇ダウが出ると伸びやすいという特徴もあります。
これだけ続いてきた上昇トレンドを崩すには、ショート勢もそれなりの根拠を作らないと崩せないことが多く、先ほど挙げた過去のトレンド転換においても、下降ダウが出せず、その後上昇が始まっています。
トレンド転換が確認された場合は、ブレイクで入るのではなく、ショート勢が集まってきやすい下降ダウ確定からトレードプランを考えることが大切です。
それでは下位足15分を見ていきます
ドル円 15分足
下図はドル円15分足です。
かなり小さな動きとなってきており、15分の高値・安値が近い位置に作られ始めています。
これは上位足で意識されている高値・安値などに近づくと起こりやすい形です。
上昇させようとする買い圧と下降させようとする売り圧によるせめぎ合いとなっています。
15分の高値・安値が近いため、上昇ダウを続けてきた1時間足としては、これ以上下げられてトレンドを変えさせるわけにはいかないため、15分の高値を抜きトレンド転換をしかけるための買い圧をかけ、ここまで順調に下位足で下降を作ってきたショート勢としては、ここで一気にという思いから売り圧をかけている環境であると言えます。
仮に、この戦いで1時間足が勝ち15分の高値を抜けたとしても、やはりブレイクでのエントリーは危険です。
なぜなら、昨日なんかは15分のトレンドを4回も連続で変えてきました。
その原因は、やはり上昇ダウ・下降ダウを作れなかったためにコロコロトレンドが変わる展開が続きました。
最終的に上昇ダウが出たことで、最高値を上抜けする強い上昇に発展しました。
このように、トレンドが出にくい状況でのブレイクエントリーは思わぬ損切を食らう可能性が高いため、しっかりと上昇ダウ・下降ダウを待つことが大切です。
上昇ダウ・下降ダウが確認されたら、下位足に落とし、スキャルピングで取りに行けば安全にトレードができます。
分からないところではエントリーしないというのが、上手なトレーダーに共通して言えることです。
このような、レンジが起きやすい相場の場合は、デイトレやスイングなど長くポジションを握るのはリスクが伴いますので、スキャルピングで取りにいきます。
トレンドが出た方向に合わせ、下位足に落とし、下位足の上昇・下降ダウ確定でエントリーするなど細かくトレードをすることで、損切位置も浅くでき、リスクを小さくコントロールしたトレードを行う事が出来ます。
スキャルピングをやるためのFX会社の絶対条件は、約定スピードです。
約定スピードとは、スキャルピングで一番多い成り行き注文の場合でいいますと、瞬時に約定、つまりその瞬間の注文が通るか、ということです。
この約定スピードが少しでもずれると、5分高値を抜いた瞬間にエントリーしたと思っていても、0.4pipsずれるなど当たり前のように起きます。
塾生には5pipsルールというものがあり、上限5pipsで利確するルールがあります。
ドル円のスワップが0.2銭だった場合、エントリーから5.2pips動かなければ利確できません。
では、仮に5.2pipsの後に逆行して損切になってしまった場合、0.4pipsのずれが生じた場合は利確することが出来ず損切となります。
また、利確の場合においても同じことが言えます。
利確のさいに0.4pipsずれてしまった場合はどうでしょう。
塾生には300ロット固定というルールがあります。
その場合、1200円もの利益を得られなかったことになります。
1200円×日に5回のトレード×平日約245日=147万円
これだけの利益に差が出ます。
これは、あくまでも最悪のケースで、全ての注文において0.4pipsのマイナスが生じた場合においてですが、あながち間違ってはいないのです。
以前、塾生が使っていたS〇I証券 FXという会社では、私が使っている約定スピードが速い会社と比較して0.5もの差が生じてました。
わざとやってるの?
と疑うほどの差でした。
なぜ、それに気づいたかというと、他の一緒に始めた塾生と1カ月の収支に差が生じたからなんです。
その差は8万円でした。
その次の月は7万円、そしてその次の月は11万円も違ってきました。
しかも、すべてプラス方向ではなくマイナス方向でした。
それで、FX会社に問題があるのでは?という話となり、約定したレートを見たら、ことごとくずれていたんです。
もちろん会社に問い合わせましたが、
「その瞬間に約定されている」
「ほかの会社とはチャート形状もちがうので」
というものでした。
そこで、その会社の口座から、私が使っている同じFX会社に入金しトレードをしたところ、1万円3千円の差に修正されました。
この差は、恐らくですが、押すタイミングのずれだと思っています。
これだけで6万円ほどの利益に差が生じました。
年間にすると72万円もの差となります。
100ロットであったとしても24万円となりますので、決して放っておけない差です。
私は塾生に0.1pipsを大切にしなさい!
と教えています。
なぜなら、将来成長した場合1000ロットなどの取引が当たり前のようになります。
私は、4通貨ペア一緒に入ることもありますので、2つの口座で最大で3200~5000ロットで取引しています。
0.1pipsの差であっても、とても大きな損失になるからです。
エントリーのタイミングは練習すればどうにかなりますが、FX会社の約定スピードだけはどうすることもできません。
口座を作るのにお金はかかりませんので、下記の表とご自身のFX会社を比較し、不利な口座をご利用されている場合は早めに変えておくことをおすすめします。
現在の状況を塾生に調べてもらい下の表にしてみました。
FX業者名 | スキャルピングNG | スキャルピングを公認していない | 約定力レベル | USD/JPY(ドル/円)のスプレッド |
OANDA Japan | 〇 | A | 0.3 | |
LIGHT FX | 〇 | B | 0.2 | |
マネーパートナーズ | 〇 | A | 0.3 | |
みんなのFX | 〇 | B | 0.2 | |
マネックス証券 | 〇 | B | 0.2 | |
FXTF | 〇 | A | 0.1 | |
SBI FXトレード | 〇 | A | 0.1 | |
DMM FX | 〇 | B | 0.2 |
これだけのFX業者がスキャルピングに対応していません。
スキャルピングをする上で不利になる口座は避けなければいけません。
上記のFX会社でトレードをしている場合は、スキャルピングに対応している会社を選定する必要があります。
約定力とは?
注文レートと約定レートが同じ、もしくは非常に近い
約定スピードが速い
FX会社のサーバーの安定感
この条件を満たしている会社としては下記の4社が上げられます。
FX業者名 | 約定力レベル | USD/JPY(ドル/円)のスプレッド |
JFX株式会社 | A | 0.2 |
ヒロセ通商【LION FX】 | A | 0.2 |
LINE FX | A | 0.2 |
FXプライム byGMO | A | 0.4 |
この表とご自身のFX会社を比較してみてください。
約定力レベルが低く、スキャルピングに適さないFX口座を使われている場合は、口座を変えることをおすすめします。
私も、元塾生からLINE FXがかなり使えるということを教えてもらい、現在はLINE FXとJFX株式会社を使って取引しています。
同じトレードをするのであれば、考えてみてはいかがでしょうか?
なお、以前ブログに書いておりましたドル円天気予報は、午前中にYouTube動画にて配信いたしております。
また、私のトレード方法を詳しくお知りになりたい方は
ちりつも流FXとは?をご覧ください。
下記リンクよりご覧いただけます。
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