6月1日(水)の環境認識をさせていただきます。
よろしくお願いします。
4時間がトレンド転換しかなり強い上昇を見せています。
この、状況からどのようなトレードが有利か?
私”ちりつも”が作り上げた、超シンプルトレード方法である『ちりつも流FX』のトレード分析方法を使用し、
FXとは?などと考えているFXトレード初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
ご不明な点がございましたら、Twitterやこのブログの記事の一番下にあるコメント欄に、ご質問をお願いします。
ドル円(2022年6月1日)FXトレード初心者にも分かるテクニカル分析
下図はドル円4時間足です。
4時間の安値を作って、押しという押しを作らずに上昇中です。
今の時点ではフィボナッチで調整度合いを測ることができませんね。
下位足である1時間足を見ていきます。
ドル円 1時間足
1時間足も伸びきっている状態なので、フィボナッチを使っての調整度合いを調べる環境ではありません。
赤い水平線が1時間足の安値、青い水平線が1時間足の高値となっています。
押し目という押し目を作らず190pipsとかなり強い上昇となっており、ショートを考えているトレーダーからすると苦しい展開です。
ショートを考えているトレーダーしては、今の190pips下の安値を目指すよりかは、ピンク線のような調整から、上昇し浅い場所に1時間足の安値を作り直したいところです。
なので、フィボナッチを当てておき下図のような場所で5分足が上昇トレンドに変わったタイミングで買いを仕込んでいきたいと考えています。
このような形なるかは分かりませんが、調整終了の合図である5分が上を向いたタイミング買っていきたいと思います。
すこし下位足である15分足を見ていきます。
ドル円 15分足
下図はドル円15分足です。
15分足では、一度も崩れずに上昇を繰り返してきました。
かなり強い買いであることが分かります。
現在の15分の調整度合いをフィボナッチを使って調べてみます。
下図はドル円15分足です。
現在、フィボナッチ50%まで調整が終わっていることが分かります。
綺麗に50%の箇所を実体で上がってきているので印象的な上昇です。
これが調整終了だったかを決めるのは、15分の高値を実体上抜けして初めて分かることですが、調整度合いとしては十分といえます。
ここからどのようなトレードをするべきか?
現在、デイトレやスイングでは戦いにくい場なのでスキャルピングの場所を探していきます。
スキャルピングの根拠は5分にあるので下位足5分を見ていきます。
スキャルピングはFXトレーダーとして独り立ちするには取得しなければならないテクニックです。
スキャルピングを身に着けることで、時間軸を伸ばしていき、デイトレやスイングトレードが上手になっていきます。
私の塾ではスキャルピングトレードからしか教えていません。
なぜなら、スキャルピングを制する者はFXを制すると教えているからです。
私や塾生がスキャルピングトレードを行う上で大切にしていることがあります。
それは、FX業者の約定力とスプレッドです。
スキャルピングをやるうえでFX業者をしっかりと選んでいますか?
スキャルピング自体をNGとしている会社もあります。
下にFX会社を集めてみました。
FX業者名 | スキャルピングNG | スキャルピングを公認していない | 約定力レベル | USD/JPY(ドル/円)のスプレッド |
OANDA Japan | 〇 | A | 0.3 | |
LIGHT FX | 〇 | B | 0.2 | |
マネーパートナーズ | 〇 | A | 0.3 | |
みんなのFX | 〇 | B | 0.2 | |
マネックス証券 | 〇 | B | 0.2 | |
FXTF | 〇 | A | 0.1 | |
SBI FXトレード | 〇 | A | 0.1 | |
DMM FX | 〇 | B | 0.2 |
これだけのFX業者がスキャルピングに対応していません。
スキャルピングをする上で不利になる口座は避けなければいけません。
約定力とは?
注文レートと約定レートがお同じ、もしくは非常に近い
約定スピードが速い
FX会社のサーバーの安定感
この条件を満たしている会社としては下記の4社が上げられます。
FX業者名 | 約定力レベル | USD/JPY(ドル/円)のスプレッド |
JFX株式会社 | A | 0.2 |
ヒロセ通商【LION FX】 | A | 0.2 |
LINE FX | A | 0.2 |
FXプライム byGMO | A | 0.4 |
約定力が弱いと、将来大きなロットになった場合、500ロットで0.2pipsの差が生じた場合、約10.000円の差が生じます。
仮に30回トレードした場合だと、なんと30万円もの差が出てしまいます。
スキャルピングとなるので、月に30回は優に超える取引回数になります。
なんとなくの流れで利確をしているため、この差をあまり考えていないケースが多いですが、私は塾生に対し、まずFX会社を厳選するように教えています。
最近、元塾生からLINE FXがかなり使えるということを教えてもらい、現在はLINE FXとJFX株式会社を使って取引しています。
まだ少ないロット数で取引されている方は上記4つ以外のFX会社でも問題ありませんが、私の場合、合計ロット数が2000ロットを軽く超えることもあるので、スキャルピングに使うFX会社は厳選しております。
取引のロット数が上がってきましたら、スキャルピングに特化したFX会社で取引をすることをおすすめします。
ドル円 5分足
下図はドル円5分足です。
ドル円の5分足でも、短期の下降ダウは出るが、トレンドを変える下降は見せられないでいます。
赤い水平線が5分安値、青い水平線が5分の高値になっています。
この間を動く短期の動きが続いています。
5分すら崩せずに上昇してきたドル円ですが、かなり近いところまで下降してきています。
上位足である15分足でもわかるダブルトップを作ってきており、ダブルトップのネックラインである黒い水平線を下抜けすると、5分安値があるため、一気に抜いてくる可能性があります。
ダブルトップは、それが原因で下降が始まることが多い形なので、多くのトレーダーが見ています。
そのため、ダブルトップを抜けてくると、スキャルピングによるショート勢が集まってきて、一時的に売りが強くなることがあります。
ただ、私はスキャルピングの場合、1時間足に順張りしかしないので、ロングでのトレードを考えていきます。
5分を崩してくれるとスキャルピングとしてはやりやすくなります。
いまは、5分が上を向いている状態なので一見、1時間に順張りならやりやすいのでは?と考えがちですが、これだけ上昇が続いている場合は、
「そろそろ調整の売りが入るのでは?」
「5分崩されたら落ちてくるかも?」
など不安や予想などが渦巻いてきます。
そのため、横横に動くレンジになりやすく、今の環境でのトレードは危険な位置と考えるべきなのです。
では、どうしたらよいか?
ピンク線は上昇、青線は下降を表しています。
一旦5分安値を下抜けしトレンド転換。
その後、再び上昇し再度5分のトレンドが上になったタイミング(ピンク丸)。
または、上昇ダウ&上昇三波が確定する緑丸の部分からスキャルピングを開始します。
このような理想的な形になるかは分かりませんが、1時間に順張りでトレードするという事は、1時間の下位足の5分足が再度トレンド転換してからトレードを開始すると取りやすくなります。
このようなトレードは何回も練習して身に付きます。
例えばトレンドラインを引いておいて、反発しそうな場所でトレンドが上を向いたタイミングが取りやすいとか。
その逆でトレンド転換したところが反発しやすいトレンドラインの上辺あたりだから、エントリーは遅らせようとか。
過去検証を繰り返しながらご自身のスキルを上げることが大切です。
私はこのような分析力を身に着けるために、何度も何度も異なる時間軸、異なる通貨ペアを使い過去検証を行ってきました。
過去検証はトレーダーにとって必要不可欠な勉強です。
ご自身のトレードが正しいのか?正しくないか?の判断は、勝てるトレーダーになるには絶対に確かめなくてはなりません。
淡々とトレードできる手法が身に付けば、あとは、その形が出たらトレードを繰り返すだけになります。
このような分析力を高めるために私はForex Testerという検証ソフトは今でも繰り返し使っています。
私、ちりつもや私のFXの塾の塾生も全員使っている検証ソフトになります。
- 短期間でスキルアップが可能(早送り/巻き戻し機能)
- 無料のタイプで最初は十分(もう少し長い期間や多くの通貨ペアを検証する場合だけ購入すればよい)
- ”気づき”が起こった時にいつでも過去を振りかえり詳しい検証が行える
Forex Testerを使っていない方は無料の範囲で十分使えますので、土日や空いている時間はFTを回しまくってください。
なお、以前ブログに書いておりましたドル円天気予報は、午前中にYouTube動画にて配信いたしております。
今朝に配信した動画は下記リンク先よりご覧ください。
また、私のトレード方法を詳しくお知りになりたい方は
ちりつも流FXとは?をご覧ください。
下記リンクよりご覧いただけます。
- 目線の固定⇒目線の固定ページへ
- ちりつも流ダウ理論⇒ちりつも流ダウ理論紹介ページへ
- 時間軸⇒時間軸ページへ
- 水平線⇒水平線ページへ
- 平行チャネル⇒平行チャネルページへ
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