ドル円(2022年5月23日）FXトレード初心者にも分かるテクニカル分析

５月の３週目が終わったドル円相場、週足が確定したので週足から確認していきます。

木曜日に４時間安値まで下降しましたが、その後どのような動きを見せたのか？

このあたりについて

私”ちりつも”が作り上げた、超シンプルトレード方法である『ちりつも流FX』のトレード方法などを、FXトレードとは？などと考えているFXトレード初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

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ドル円　週足

下図はドル円週足になります。

緑の水平線が週足高値・赤い水平線が週足安値を表しています。

角度的にもかなり強く上昇したことが分かります。

しかし、９週間続いた陽線（買い）が、先週の陰線（売り）が１本作られたことをきっかけとなったのか、今週も陰線が１本作られる展開となりました。

そこで、週足の調整度合いをフィボナッチで調べてみましたが、23.6％を若干ひげで抜いた程度と、最低でも38.2％以上の調整度合いを推奨している私として浅い状況といえます。

となると、まだ週足の調整段階には入っていませんので、週足ではまだまだ下降してくる可能性と更に上昇する可能性と両方を含んでいるチャートとなっています。

ドル円　日足

下図はドル円日足です。

日足の安値は赤い水平線、日足の高値は緑の水平線で表しています。

高値と安値の間の調整度合いは38.2％と調整としては最低限をクリアしています。

ここから上昇してきても調整として認められる可能性が高く、調整終了からの上昇となってもおかしくありません。

後ほど、４時間足の環境認識を行いますが、４時間安値付近まで下降しているため、４時間安値を下抜けすると、更なる下降も十分に考えられます。

このような状況を考えますと、38.2％の調整が終了しているから買おう！といった状況とは言えません。

４時間足に落として分析を続けます

ドル円　４時間足

下図はドル円４時間足です。

４時間足の安値は赤い水平線、４時間足の高値は緑の水平線で表しています。

４時間足では、安値ギリギリまで下降してきたが、強いブロックに合い上昇。

この動きは明らかな抵抗の動き。

この抵抗が戻りが売りにつながり、４時間安値を崩す動きの前兆か？

それとも、１時間の高値を上抜けし、再び４時間足のロング勢にとって有利な転換となる動きなのか？

抜けたほうにトレンドが出やすい転換となっているが、４時間安値のギリギリでの攻防となっており、４時間足のロング勢にとっては少し不利な環境と言えます。

１つ下の１時間足を見てみます。

ドル円　１時間足

下図はドル円１時間足

1時間足の安値は赤い水平線、1時間足の高値は緑の水平線で表しています。

フィボナッチの調整でみると61.8％でヒゲで三度反応し下降。

調整としては十分と言えます。

しかし、下降の動きを見せても5分足・15分足で、中々ショート勢としては思い通りの下降ダウを作れず、下降でも強いトレンドが出せない状況にあります。

この動きから、フィボナッチ61.8％を三度チャレンジして上げられなかったロング勢、調整終了を合図する下位足での強い下降トレンドを出せなかったショート勢、少し難しい環境になっています。

このあたりを下位足15分に落として見てみましょう。

ドル円　15分足

下図はドル円15分足です。

15分足の安値は赤い水平線、15分足の高値は緑の水平線で表しています。

ピンク線の動きを見ていただくと分かるのですが、15分のトレンドは上を向いています。

１時間足は↓を向いていますので、１時間　VS　15分の図式となっています。

これが、なかなか下げらなかった原因なんです。

15分は上昇ダウを継続したい、１時間足としては15分のトレンドを下に向け、15分足のトレーダーを味方に付いて４時間安値を崩したいというガチンコの戦いになっています。

1時間足は15分足の４倍の力を持っているため、あっさり15分を崩してもおかしくありません。

しかし、４時間足のトレンドも上を向いているため、１時間足　VS　15分足＋4時間足の戦いでもあるのです。

４時間安値を崩すためには１時間足としては15分のトレンドを変えるだけでは、再度４時間足に強いブロックをされ反発上昇させられる恐れがあります。

４時間安値を崩すためには、４時間足のトレーダの力も借りる必要があります。

4時間足でこの付近からのロングを検討しているトレーダーの心理を変えるには、

「もう無理だな・・・」

「これはトレンド転換しちゃうな・・・」

「１時間全然上げられないじゃん」

といったトレーダーが増えてくなければなりません。

では、どうしたらこういった心の変化を起こすことができるでしょうか？

それには、何度も何度もトライする必要があります。

なので、こういった中期足～上位足の高値というのは揉めやすく、レンジになりやすいのです。

何回も下位足である５分足や15分足がトレンド転換を繰り返し、上げられないという感情が強くなると、中期足である４時間足でロングを検討していたトレーダーの目線が徐々にショートに偏っていき、15分安値を抜いた瞬間に一気に強い下降が起こり、中期から長期足のトレンドを変えることは過去何度も経験してきました。

現在は１時間足は下を向いている環境です。

となれば、残るは15分のトレンドの方向がカギを握っていることになります。

下図は再びドル円15分足です。

ピンク線の動きは上昇を表しています。

15分の赤い水平線を15分足の実体で抜けてきたら、下降の動きである青い水平線が出現します。

この、青い水平線が出現し、強い下降が出るようであれば、おそらく4時間のトレンドを変えるほどの強い下降が生まれる可能性があります。

それを確認するためには、更に下にある１時間安値を１時間足実体で抜けてくることで確認できます。

トレンドというのは絶対に下位足から転換してきます。

１分⇒5分⇒15分⇒1時間⇒4時間⇒日足⇒週足⇒月足とこの順番は絶対に崩れることはありません。

となると15分の次は１時間となり、１時間の下降ダウ継続が確認できて初めて、４時間足のトレンドを変える動きに発展することができるのです。

私は１時間の順張りトレーダーなので、15分がトレンド転換をするタイミングを待っています。

下図はまたまたドル円15分足です。

私が狙っているタイミングは、１時間安値にかなり近い環境ですが、ピンク線の上昇の動きから、15分安値を実体抜けし下降の動きである青線の動きに変わり、調整の上昇から、15分安値を15分足で実体抜けしたタイミングを狙っています。

ここから、下位足である５分足・１分足に落としタイミングを見てエントリーする予定でいます。

私は１時間足の順張りトレーダーなのでで、１時間足が下を向いている環境ではショートした考えません。

ロングを考えるのは１間足が上のトレンドに変わってからです。

トレンドが上昇に変わったら、ゆっくり丁寧に環境認識を行いロング戦略を練りたいとおもいます。

トレンド天気予報（ドル円　2022年5月23日）

月足↑・週足↑・日足↑・4時間↑・1時間↓・15分↓の環境です。（2022年5月22日現在）

月足・週足・日足・４時間足とも晴れ間が広がっております。

数日前に強い雨を降らせた１時間足ですが、相変わらず下降トレンドが続いるため雨が降っております。

しかし、それほど強い雨ではありません。

その原因は15分のトレンドが１時間とは逆のトレンドである上を向いているからです。

15分足のトレンドが上を向いているため時折晴れ間が顔をのぞかせる程度の雲が出ております。

この晴れ間を伴った15分足の雲が、１時間の高値を抜けると、各時間足ともに広い範囲で晴れ間が広がっていき、強い上昇トレンドが発生する可能性が強まります。

しかし、15分足が15分の安値を下抜けすると、4時間足の晴れ間を脅かす可能性があります。

外出されるさいは、必ず傘をお持ちになり、いきなりの強い豪雨に備えてください。

本日の注目点は15分足が再び雨を降らせるか！？

ということです。

YouTubeにも同様の内容で環境認識動画をアップしております。

また、この動画の中では、調整と思われる動きの時にはどのようなトレードを考えればよいか？

といったことについてもお話ししています。

他の通貨ペアでも使えるテクニカル分析となっております。

是非ご覧ください。

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