12月3日(土)のドル円の環境認識ブログになります。
月足が閉じましたので、月足から分析していきます。
YouTube動画で解説してきた通り、大きな下降を作ったドル円。
月足から1時間足まで分析していき、エントリー場所まで探っていきたいと思います。
私”ちりつも”が作り上げた、超シンプルトレード方法である『ちりつも流FX』のトレード分析方法を使用し、
FXとは?などと考えているFXトレード初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
ご不明な点がございましたら、TwitterへのDMやこのブログの記事の一番下にあるコメント欄に、ご質問をお願いします。
ドル円(2022年12月3日)FXトレード初心者にも分かるテクニカル分析
下図はドル円月足です。
月足の高値・安値にフィボナッチを当てて調整度合いを調べています。
※注意
月足が閉じて2日経過している図となります。
確定した月足は青い枠のロウソク足となりますのでご注意ください。
最低限欲しい38.2%に若干届いていませんが、先月から比較すると大きく※調整と思われる、下降が確認できます。
ここで、「調整と思われる」と使った理由を少しだけ。
私は調整波として最低でも38.2%の調整を調整の一つの波形として分析するようにしています。
現在、若干38.2%には届いてませんので、この地点から上昇し、最高値を上抜けすると、調整を掛けられないくらい買いが強いという事で、この波形を飲み込んだ形で一つの波形としてカウントすることがあります。
この、「カウントすることがある」という言葉には含みがあります。
その含みの理由は、ちりつも波動のカウント方法により異なるからです。
ちりつも波動では、調整2波は38.2%以上を条件としています。
ただ、調整4波は、3波が伸びた場合は、伸びた3波のトレンドの強さが影響し調整が浅くなることがあります。
理由は3波が伸びるという事は、それだけ伸びた方向への圧力が強いため、調整%が浅くなることがあるからです。
1波に対しての調整2波は、1波自体がどこまで伸びるかは不明なため、調整も深くかかってくることがあります。
これは、1波だけではトレンド転換だけの動きとなり、再度高値を上抜けする上層ダウが作られないと、そちらの方向にトレンドが発生するかは分からないからです。
上図は、ちりつも波動の動きを表した図です。
青い下降波系の最後の高値である黒い水平線を上抜けすることで、上昇1波が発生しています。
その後、調整50%を作り、この安値を起点として緑の水平線を上抜けしたことで上昇ダウ&上昇3波が確定しています。
その後、1.618倍まで伸び、軽い調整が入り、再び上昇ダウを作り、上昇5波確定となっています。
この図では、調整50%かけ、上昇しているため、調整終了とみなされ3波の動きを作ることが出来ています。
調整不足からくる動きとして一番怖いのが、下図の動きです。
黒い水平線を上抜けし、トレンド転換までは先ほどの図と一緒です。
その後、調整38.2%に届かない状況から緑の水平線を上抜けし、上昇ダウ確定となっています。
その後、青い水平線の安値を下抜けし、再度トレンド転換?
しかし、再び強い買いにより大きく上昇しています。
このように、調整が浅いと、調整が浅いことを理由に再度調整を深める動きが作られることがあります。
調整が浅い部分は調整としては捉えず、調整がかけられないくらい強い圧により上昇・下降した一つの波形として、太いピンクの波形が1波と捉えらえれてしまう事があります。
このような調整不足で起こる動きとして厄介なのが、青い水平線を下抜けした場合に、多くのトレーダーがトレンド転換?と捉えてしまい、目線が上方向から下方向に変わってしまう事です。
このパターンは焼かれることがある代表的なパターンなので、フィボナッチで調整度合いを調べることが大変重要なのです。
月足では、調整が38.2%に若干届いていません。
この時点から最高値を抜いても、この図のように、再度調整をかけ、再び上昇を作る可能性があります。
月足では、今後38.2%を超える調整を作れるかが大きな焦点となります。
続いて、週足を見ていきます。
ドル円 週足
下図はドル円週足です。
週足の高値・安値にフィボナッチを当てて調整度合いを測っています。
76.4%と深く、トレンド転換も視野に分析する必要が出てきました。
調整は、一つ下の時間軸が崩れることで、一つ上の時間軸の調整に入ったかも?といった分析をします。
ということは、週足はいまだ調整中という状況なので、月足では調整のフェーズに入っていない可能性があります。
上図は月足です。
ピンクの水平線は先ほどの週足の安値です。
週足のトレンド転換が、月足の調整に入った可能性を強めます。
ピンクの水平線を下抜けすると、週足のトレンド転換が起こります。
この位置は、月足の調整38.2%を超える地点にあるため、週足のトレンド転換が次の下降が加速する可能性が見えてきました。
来週は週足の安値を抜き、月足の調整という大きな下降に発展するかを見る1週間となりそうです。
それでは日足を見ていきます。
ドル円 日足
下図はドル円日足です。
日足の高値・安値にフィボナッチを当てて調整度合いを測っています。
調整度合いとして38.2%には若干届かず下降しています。
ここがドル円は難しくしています。
今週は検査入院したことにより、長い時間ノートパソコンとマブダチ状態でした。
なので、ひたすら日足の動きを計算していました。
青い矢印間に作られた下降数値に対し、ピンクの矢印から大きく下降しているpips数による下降数値を測り、
緑の調整波により作られた上昇数値に対し、黒い矢印の先から始まった下降数値を数値化分析し、過去に同じような動きがないかを検証してみました。
ドル円の過去10年間で80%程度一致する動きが14か所、90%以上一致する動きは3箇所ありました。
ドル円と同じエネルギー数値を持っている通貨ペア(これはまだ公開していません)においても同じような動きを作った場面がないか探ってみた結果、興味深い数値の移動を確認することが出来ました。
これは、以前からなんとなくというか、長い年月がかかる分析になることが分かっているため、形が出るたびに数値化しサンプル採集してきました。
分析中になりますので、まだ公表することはできませんが、
分析とは?
トレンドを数値化し、ダウ理論を中心とした、ちりつも波動や波動ライン、波動の切れ目、波動チャネルなどから分析することで、本来の分析となるのではないか?という結論に達しつつあります。
指標や要人発言など外的要因で作られたロウソク足後の動きに対して、トレンドが殺されたのか?生きているのか?この2つを読み解くことが出来れば、方向感を見失わずトレードが出来るのでは?という仮説のもと、7年くらいダラダラと続けてきた研究があります。
研究で一番難しいのが、理想・思想という”近道”を探していまい、ブレが生じることです。
理想・思想はゴールまでの道順を変えてしまい、ゴールまでの期間を早めてくれることもありますが、多くの場合ゴールまでの時間が遅くなることが各研究を終え分かっています。
この研究は恐らく”究極”に近づく研究になるのでは?と考えておりますので、”究極”というゴールは同じかもしれませんが、到着するまでの道順は1本道ではないと考えるようになりました。
理想・思想は消そうと思っても、体調や気分など、その時々の感情によって湧き出してきてしまいます。
理想・思想を追っていたと分かった時に、その研究の火を消してきました。
過去何度も火を消し、最初から研究することを続けてきましたが、再度研究を進めていくと途中まであっていたことが分かります。
この途中まで合っていることが分かって初めて、研究の進捗具合が確認できます。
これを続けること7年くらいとなりますので、ダラダラと続けているという訳です。
このチャート図は、2つとも現在のドル円の日足を表している図となります。
左は、本来のというか、上昇や下降をしている最中に、その数値を大きく上回る動きを作ったエネルギーを省いたチャート図です。
右は、現在の日足の動きです。
これを、私は計算していき、その差から、下降が有利か?上昇が有利か?かを数値化し、チャートがどの方向へ向かおうとしているかを事前に調べています。
左図では、上昇を作ってもおかしくないエネルギーが残っており、現在の大きな下降よりも、エネルギー的には日足はトレンド転換することなく、いまだ調整の下降を作っていることが分かります。
これを基本とし、左図を打ち消すエネルギー加算があるのか?それとも上昇エネルギーがまだまだ残っているかの”差”から上昇方向へトレードをするか?下降方向へのトレードが有利か?といった判断をしています。
戦略部屋では、上昇数値が上がってこないので、1時間で形を作ってもロングは危険です。
といったアナウンスをすることがありますが、このような計算から出される”差”を計算し、アナウンスしています。
ドル円では、ずっと日足の安値を抵抗ラインとみてきました。
この水平線です。
この水平線を下抜けするまでに、12日間かかり、最後の4日間はヒゲでは抜けるが実体は抜かせない動きが作られてきました。
事前に下降数値の方が勝ってきていることが分かっていましたが、この安値下には、恐ろしく固い帯状のラインがあり、これを抜かないと下降チャートを作るよりも、反発上昇されてしまう事が計算上分かっていましたので、かなり際どいせめぎ合いとなっていました。
戦略部屋では「日足が抜けるまで」というアナウンスから、日足抜けから多くの戦略部屋のメンバーが利確まで持っていけています。
100pips越えのプレイヤーも20人を優に超え、爆益のトレードとなりました。
私も、昨日の指標により建値決済されてしまいましたが、350pipsの利益となりました。
ここは、勝負としていましたので、徐々にロット数を足していき、フルロットと定めているロット数の2倍のロット数まで入れ利確することができました。
この場面は、上昇・下降の分岐点になるラインだったため、かなり揉めましたが、下抜けしたことで、大きな下降数値が加算されています。
そして、問題の調整度合い38.2%以下問題ですが、
ピンクの水平線でも日足で抵抗され、指標とはいえ下降数値が爆上がりした下降の始点(黒矢印)、そして青の波動ラインの状況などを見ると、黒矢印が日足の下降の始点であると分析することが出来ます。
ということで、
このピンクの波形を、ちりつも波動と分析しています。
ちりつも波動としては、
下降三波が1.618倍までは若干届いていませんが、良い伸びとなっています。
この伸びだと、5波の伸びも期待でき、日足では調整終了からの5波に期待が持てます。
続いて4時間足を見ていきます。
ドル円 4時間足
下図はドル円4時間足です。
4時間足のちりつも波動などの経緯図です。
4時間足では、ちりつも波動5波終了⇒ABC波(青い波形)⇒下降1波⇒下降調整2波(38.2%以上)⇒調整三波形成中
となっています。
38.2%以上の調整がかかっていますので、安値を抜いてくると、下降3波確定となり、更に伸びてくる可能性があります。
ただ、上図の黒い長い水平線を下抜けしたのが下降三波。
短い黒い水平線を下抜けしたのが下降5波確定となっています。
いずれも、トレンドが出ていると思えないくらい、下降が弱いことが分かります。
強い下降を作れなかった理由は、
1.日足で解説した、日足の安値で抵抗されてきた。
2.以前から解説してきた137.163円の固いラインからの抵抗。
3.この抵抗されてきた付近は週足の61.8%の調整ライン(一番反発しやすいフィボナッチ%)。
と上位足による2つの抵抗、チャート図から計算される大きな抵抗指数ラインによるものでした。
現在は、3つの抵抗根拠を下抜けています。
抵抗根拠を下抜けして、初めての4時間下降三波は注目されます。
次入るなら、4時間足では下降三波確定からとなります。
続いて1時間足を見ていきます。
ドル円 1時間足
下図はドル円1時間足です。
ちりつも波動の経緯図です。
下降波動3波2.618倍以上伸び⇒調整4波形成中?または5波?
といった環境です。
3波が2.618倍とかなり伸ばされましたが、これは日足の3波の下降と1時間の3波が重なったことにより、上位足のトレンドに伸ばされた結果となります。
このように、上位足のトレンドに合わせることはとても大切です。
1時間では最安値を下抜けすると、下降5波確定となりますが、4時間足では下降3波が確定する安値となります。
4時間三波が伸びると、1時間の5波が伸ばされる可能性も考えられます。
ただ、日足では3波が1.618倍付近まで伸びている環境のため、日足レベルの調整が起こってもおかしくない場面です。
安値を抜けても、4時間3波&1時間5波伸びずといった状況も念頭に入れたトレードが大切な場面です。
念頭に入れるトレードと言うのは、日足で動かされたときのダメージを少なくするためにロット数を抑える。
安値を抜けても伸ばすのではなく、スキャルで取りに行く。
伸びた場合は早めに建値を入れ保険を掛けたトレードを組み立てる。
などで対策することが、上位足の影響を受ける可能性がある時の対処法となります。
4時間下降3波確定となる根拠ある安値となりますので、確定となればエントリーはしていきますが、
上位足では日足3波が1.618倍程度伸びている。
更に上位足である週足では調整度合いが76.4%を超え安値付近まで下降してきていますので、
安値付近に近づくことで抵抗が強くなることが予想されます。
この当たりに気を付けつつトレードを組み立てていきたいと思います。
15分足と指標フィボナッチ
下図は15分足です。
11月の雇用統計が発表され、
雇用者数(非農業)20万人予想のところ26.3万人増と、ドルに対しポジティブな結果となり、約190pipsの上昇となりました。
しかし、その後フィボナッチ38.2%を足場に23.6%を再び超える動きを作ろうとしましたが、50%ラインでも抵抗できず下降、その後は76.4%を足場に61.8%ラインを試しましたが、抵抗むなしく指標フィボの上昇の起点の安値を下抜けしそうです。
50%ラインでの抵抗がほぼないに等しいので、この指標で作られた上昇の方向性には疑問が持たれています。
指標で作られた上昇の起点である100%ラインを下抜けすると、指標で作られた上昇方向へのトレンドは否定され、下降が強まる可能性があります。
かなり安値まで下降してきていますので、風前の灯火に見えますが、週明け盛り返す動きを見せ50%ラインでの抵抗が見られる可能性があります。
指標フィボナッチ内は、このような大きな下降をしてきても、指標フィボナッチ内でレンジの動きを作ることは少なくありません。
つい最近のユーロ円は17日間もかけやっと、指標フィボナッチを下抜けしました。
この時も76.4%を超す上昇を作りましたが、結局伸びた方向である下抜けをしています。
指標フィボナッチは、指標による動きで方向感がゼロとなる事が多く、観察が必要なチャートとなります。
先ほど当てたフィボナッチを抜けるまでは、観察してもよい場面だと思います。
注意して観察していきましょう!
今週の環境認識は以上となります。
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