9月17日(土)のドル円の環境認識ブログになります。
更新せねばと思いつつも、戦略部屋、YouTube動画、塾、家族の事と多忙を理由にさぼり気味ブログ。
楽しみにお待ちいただいている方がいることを知りつつ、申し訳ないなあと・・・
1週間ぶりの更新です。
本日は、明日の「戦略部屋の第6期メンバー募集のご案内」を、このブログの最後の方に載せております。
戦略部屋に入室をご希望される方は是非ご覧ください。
では、週足が閉じましたので、週足から分析していきます。
私”ちりつも”が作り上げた、超シンプルトレード方法である『ちりつも流FX』のトレード分析方法を使用し、
FXとは?などと考えているFXトレード初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
ご不明な点がございましたら、Twitterやこのブログの記事の一番下にあるコメント欄に、ご質問をお願いします。
また、動画でも環境認識をしております。
是非ご覧ください。
ドル円(2022年9月17日)FXトレード初心者にも分かるテクニカル分析
ドル円 週足
今週も上ヒゲの長い陽線で終わりました。
先週と違う事は、下ヒゲがありますので、
一度陰線を作り⇒その後上昇⇒最終的に売られ上髭
上図のような動きで週足が閉じています。
つまり、最終的には売り圧が強い状況で終わっています。
このように、陽線だから買いが優勢だな?ではなく、
陽線であっても上ヒゲにより、マイナスのエネルギーが強い状況で終わったので週明けは注意しようという分析をしておくことが大切です。
上位足である週足とものなるとロウソク足1本に、
日足5本⇒4時間足30本⇒1時間足120本
ものチャートで作られています。
週足のロウソク足1本であっても、これだけの時間軸のストーリーが隠れており、このストーリーは時間軸ごとに景色を変えていきます。
では一つ下の時間軸である日足を見ていきましょう。
ドル円 日足
下図はドル円日足です。
日足の高値・安値にフィボナッチを当てています。
調整度合いとしては38.2%に届いておらず、調整としては浅い状況です。
このまま高値を上抜けした場合は、調整をかけられないほど買いが強いと判断され、ロング勢が増えてきます。
先週の9月10日の環境認識ブログに、このような上ヒゲと下ヒゲが長いチャートを日足レベルで作るとレンジになりやすいと解説しておりました。
その通りの展開となりました。
このようにヒゲとは長ければ長いほど意識され、長いヒゲが上下に短期間で現れると、徐々にチャートが絞られ、長いヒゲで作られた実体の中に納まろうとする動きを見せます。
上のチャート図では、上から抑えられた長い上ヒゲ陽線の実体の上に青い水平線。
下から抑えられた長い下ヒゲ陰線の実体の下に赤い水平線を引いています。
これはYouTube動画でも解説していますが、他の通貨ペアでも同様のことが起こります。
このような形が日足や4時間でできると、
「レンジになるなぁ~」
「長くなきゃいいなぁ~」
と思います。
先週末は赤い水平線を引いた下ヒゲの長い陰線でとじ、今週末は2本の水平線の中に納まるスクイーズの状態で終わっています。
この動きは過去検証をしてきた私としては不思議な形ではなく、この間のレンジになる事はYouTube動画で解説してきました。
動画を見られた方から、
「本当にレンジになりましたね。」
「解説通りの動きとなり驚きました。」
などの感想をTwitterのDMにいただきました。
このような形で出来るスクイーズは迷いから生まれることが多く、方向感がないときに現れます。
では、このレンジの出口を求めた下位足に落として探っていきましょう!
ドル円 4時間足
下図はドル円4時間足です。
4時間の高値・安値の間にフィボナッチを当てています。
調整度合いとしては78.4%弱と十分です。
更に実体を61.8%に残し、76.4%にタッチさせず反発上昇⇒その後は61.8%に実体を触れさせず、再度76.4%を触れに行こうとしましたが、米消費者物価指数の発表を受け大陽線を作り上昇、最高値を上抜けするかに思えましたが抑えられ下降、その後に日本の財務省のレートチェックの報道を受け円買いが起こり下降、現在はフィボナッチ50%ラインを実体で触れさせないように抵抗し、緑の水平線ラインで底堅い印象を作っています。
このように、フィボナッチはストーリー仕立てで考えると、現在は何が意識されているのかが分かります。
下降時は、もっとも反発しやすい61.8%で実体を残し、トレンド転換の兆しとして考えられやすい76.4%以上のフィボナッチ%に触れさせないように反発上昇を作っています。
9年以上前になりますが、フィボナッチの動きが面白すぎて、15分足~日足までのフィボナッチの動きを4通貨ペアで10年分検証したことがありました。
フィボナッチは各通貨ペアを検証しても反応していることが多いですが、時間軸ごとでは表情を変えることがあります。
かなり細かく研究した内容となりますので公表はしませんが、このフィボナッチを深く勉強したことにより、私の分析力が高まったことは間違いありません。
フィボナッチは人間の心理や深層心理につながっていると考えら、反発しやすい、トレンド転換しやすい、調整が浅いと再度調整をかけてくる、などの確認が出来るだけでなく、ストーリーで考えることで、現在の迷いがどのように作られ、そしてその迷いの出口が見えてくることがあります。
先ほどのチャート図に日足で引いた水平線2本を引いてみました。
少し表情がが変わったのが分かりますか?
ではストーリーです。
50%ラインに触れさせないようにしていたのは、下ヒゲで引いた赤い抵抗ラインである可能性があります。
更に、青い水平線の抵抗ラインも一度は触れましたが、明らかな抵抗をしています。
この2本のラインには抵抗するだけの理由を秘めている可能性があります。
それが、日足のヒゲに触れさせたくないという心理です。
上ヒゲはマイナスの力、下ヒゲはプラスの力です。
つまり、青い水平線を上抜けすると、マイナスの力で抑え込んだ部分にプラスの力で浸食していくことになります。
つまり否定の動きです。
下降時に作った強いマイナスの動きをプラスの力で埋める動きとなるわけです。
これは赤い水平線を下抜けした場合は逆の理由となります。
つまり、この2本の水平線のどちらかを抜けることで、のマイナス・プラスのエネルギーを打ち消す否定の動きとなり、その否定の動きが方向感を表し、レンジの迷いから解放される可能性が高い。
といったストーリーを私は考えています。
卒業生からは、
「ヒゲにこれだけ注目したFX研究者は先生しかいないのでは?」
と言われるほど、ロウソク足実体よりもヒゲからのメッセージの方が強いと昔から考えており、ヒゲの種類を研究した過去検証もあります。
このヒゲの研究により、現在私が管理運営している「戦略部屋」での解説になるわけです。
「戦略部屋」ではヒゲに関する解説やエントリーに対するコメントが多く、
戦略部屋に入られた方からは
「ヒゲがこんなに重要だとは思っても見ませんでした。」
「本当にヒゲって怖いですね。」
といった感想をいただくことは少なくありません。
今ブログにおいても週足で作られたロウソク足1本を解説しているように、ロウソク足1本から多くの情報を得ることが出来ます。
それは、上位足になればなるほど色濃く、下位足のトレーダー達の利確・損切のストーリーが含まれていると考えると、過去検証をするには十分すぎるほどの興味しかありませんでした。
まあ、単なる検証オタクなんですが・・・(^_^;)
では、現在の動きを下位足である1時間足でも見ていきます。
ドル円 1時間足
下図はドル円1時間足です。
1時間足の高値・安値にフィボナッチを当てています。
では1時間足のストーリーです。
米消費者物価指数から一気の上昇を見せ高値・安値を作った1時間足。
日本の財務省がレートチェックをするといった報道を受け、じわじわと下降を見せ76.4%手前まで下降。
その後61.8%ラインに実体を座り、それを足場にして38.2%まで上昇しましたが、その後売り圧により50%まで下降。
50%を割らせまいという抵抗むなしく61.8%を再度ヒゲでタッチ。
再度、買い圧により上昇し50%でいったん座り抵抗を見せましたが、その後更に買い圧が強くなり38.2%ラインをタッチ。
38.2%を再度タッチしたことにより、再度売り圧により抵抗から現在は61.8%にヒゲでタッチしたが、実態を触れさせないように抵抗をし週足が閉じています。
これが1時間足のフィボナッチから得られたストーリーです。
では、ここに例の2本を表示してみます。
日足で引いた2本の水平線です。
ではストーリーです。
まずは上辺の青い水平線を見ていきます。
フィボナッチ38.2%ラインのみの抵抗ではなく、青い水平線の抵抗も重なっている、強い抵抗の帯がある可能性がある。
青い水平線に何度も1時間足でチャレンジしているが、全てヒゲで反発されている。
続いて下辺の赤い水平線です。
財務省のレートチェックの報道を受け下降した動きを止めたのは、76.4%への抵抗ではなく、赤い水平線に実体で触らせたくない抵抗であった可能性がある。
61.8%ラインに何度もチャレンジしているかのように思えましたが、赤い水平線にすらたどり着くことが出来ていない。
61.8%を超えても、その先に更に強い抵抗が予想される赤い水平線がある。
このことから、青い水平線を1時間足ロウソク足実体で上抜けしたらロングを検討してみよう。
ショートを考えるのであれば、赤い水平線を下抜けしてからの動きからショートを検討してみよう。
というストーリーが考えられます。
まあ、私は1時間の方向に順張りのトレーダーのため、1時間の安値を下抜けしないとショートはやりませんが、上下に抵抗されている可能性がある水平線があることを確認しておくことで、この2本の水平線の間でのトレードはやめておこう!となりませんか?
それが・・・・
いまのレンジを作っているという事です。
下図はドル円15分です。
ピンク丸は1時間足では抜けずにヒゲで返されたところです。
1時間足では抵抗されヒゲとなっていましたが、15分足では抜けています。
つまり、15分足が抜けるだけでは、上昇のトリガーにはならなかったことが確認されています。
ということは、1時間足に根拠がある可能性が高いため、ロングを検討する場合は15分足含めた下位足のロウソク足実体抜けではなく、少なくても1時間足のロウソク足実体抜けから検討したほうが良いことが分かります。
週明けどのような動きになるか注目されます。
環境認識は以上となります。
す。
戦略部屋第7期メンバー募集のご案内
9月18日(日)に行われた第6期メンバー募集は終了いたしました。
今回の募集におきましても数秒で締め切りとなりました。
多くの方のご参加有難うございました。
貴重なお時間を戦略部屋のためにお使いいただき有難うございまし。
次回の第7期募集のご案内は10月1日(土)のブログで行います。
対象者は、すでに「ヒロセ通商」の口座を開設済みの方のみの抽選となります。
ご注意ください。
※戦略部屋では、チャートの高値・安値が違う、レートが違うということを避けるため、チャートをヒロセ通商さんに固定しています。
「ヒロセ通商」の口座をまだお持ちでない方は,下記リンクより内容をお読みいただきお進みください。
優先的に「戦略部屋&波動チャネル部屋」にご入室いただけます。
トレンド天気予報について
トレンド天気予報の動画ですが、早朝にバタバタと動く用事が出来てしまったため、しばらくお休みします。
すいません。
また、私のトレード方法を詳しくお知りになりたい方は
ちりつも流FXとは?をご覧ください。
下記リンクよりご覧いただけます。
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