7月5日(火)の環境認識ブログになります。
昨日は、ニューヨーク市場が休場という事もあり、大きな動きがありませんでしたので、ブログをお休みしました。
本日の午前中に動きが出ましたのでブログを書かせていただくことといたしました。
私”ちりつも”が作り上げた、超シンプルトレード方法である『ちりつも流FX』のトレード分析方法を使用し、
FXとは?などと考えているFXトレード初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
ご不明な点がございましたら、Twitterやこのブログの記事の一番下にあるコメント欄に、ご質問をお願いします。
ドル円(2022年7月5日)FXトレード初心者にも分かるテクニカル分析
下図はドル円4時間足です。
1時間足では最高値を実体で抜くことが出来たが、4時間足では抜くことが出来ず、最高値付近の抵抗が強いと判断され、大きな売りとなりました。
しかし、このチャレンジ1回で諦めて下降するには、少しおかしいと思う点がありました。
それは、4時間~月足という上位足に位置する時間軸の高値であるという事です。
4時間~月足までの全てのトレンドが上を向いていて、この1回で最高値を抜くことを諦めるのか?
上図は日足です。
ピンクの丸の部分を見てください。
この部分でも同じように、ヒゲで抑えられ下降しています。
しかし、その後再び上昇を見せ、ヒゲを埋めた瞬間から一気に上昇し、今の最多値を作っています。
この、時の調整では4時間足のトレンドを下に変え、日足の調整に入りました。
しかし、今回は日足の高値・安値と4時間の高値・安値が一緒の位置にありました。
ということは、本日の午前中の1時間トレンド転換は、4時間の調整終了のみならず、日足の調整終了の合図でもあるんです。
このように、上位足と一緒の高値・安値が混在する場合は、多くの例で、4時間の力以上の動きを見せます。
また、この位置から上昇をし、最高値を上抜けすると、4時間足・日足ともに安値が下図の矢印の安値に移動してきます。
ショート勢としても、現在の深い安値を破るよりかは、一旦上昇してもらい、安値を切り上げてもらえた方が崩しやすくなります。
上図では現在の安値の位置が現在の位置から約470pipsと深く、最高値を抜くと、矢印の位置に安値が移動し約320pipsの上昇となります。
この位置は現在の最高値の位置からだと、約210pipsと浅くなってきます。
このように安値と高値を切り上げながら、チャートは上昇していきます。
この上昇を繰り返しながら、下位足ではトレンド転換をしながら、上位足の調整の動きを作り再度上昇しています。
このように、調整をしながら、安値を切り上げ、高値を更新しながらチャートを作り、調整の動きと思われる下降で、上位足のトレンドを変えることで、多くのトレーダーの目線が、上位足のトレンドが崩れたという認識が強くなり、上位足での下降トレンドが発生します。
しかし、上位足のトレンドを変えることなく上昇してしまった場合は、買いが強いという判断をされ、さらに強い上昇が生まれてしまいます。
それが、今のドル円のチャートを作っている大きな要因です。
テクニカル分析においても上昇を考えざる負えないチャート、ファンダメンタル的にも上昇を考えざる負えない上昇。
この2つの要因が重なって、
「そんなに大きくは下げられないだろう」
「どこかで押し目買いがまた来る」
「とりあえずロング目線でいこう」
など、押し目買いを心待ちにしたようなチャートが作られているのです。
それでは、現在の様子を下位足である1時間足で見ていきます。
ドル円 1時間足
下図はドル円1時間足です。
1時間高値が青い水平線、安値が赤い水平線です。
黒い水平線を上抜けし(ピンク丸)でトレンド転換し向きが下から上になりました。
まだ、調整と思われる動きは見せていませんので、このまま上昇してくる可能性も大いにあるチャートを作っています。
ここからは、ドル円の目線は1時間足の安値を抜くまでは上目線となります。
上図は以前より1時間足で引いているトレンドラインです。
上昇のトレンドラインは左側は買い場、右側は売り場になりやすいという特徴があります。
現在は、1時間足のトレンド転換により、買い場に入ってきてます。
これは5分を足での様子です。
先ほどの1時間足の図で紹介した、過去から引いているトレンドラインです。
若干ですが買い場に入ってきて、現在は5分足でサポートされそうな形になっています。
あれだけ昔から引いているトレンドラインが意識されているのは驚きですが、私にとっては驚きではなく、ここで使うのか~
という思いです。
過去の動画でも、このトレンドラインはいつか使われるので引いてくださいと言ってきたトレンドラインです。
この1時間足のチャート図で分かるように、トレンドラインが引かれやすい分かりやすい位置に2つ目の点の通り道があります。
このような点は、私のルール通りにトレンドラインを引くことができないトレーダであっても、多くのトレーダーが引いているトレンドラインとなります。
こういった、分かりやすいトレンドラインや水平線は意識されやすく、いつか必ずと言っていいほど使われます。
5分足で紹介したトレドラインのように、買い場に入ってきた買おう!ではなく、買い場に入ってきて、しっかりと上昇するサインである上昇ダウが確認される、再度崩れて、調整終了からトレンドラインを再度下抜けし、下降の起点を作った高値を再度上抜けするなど、買われやすい根拠をしっかりと確認しながらトレードすることが大切です。
私はトレンドライントレードをする場合、上抜けしてきてから、再度下抜けし、更に上昇してくる場合にラッキーと思います。
下降を否定する動きを、トレンドラインの再度上抜け、下位足の下降ダウから上昇ダウに変わるトレンド転換、上昇三波など買いが集まりやすい根拠を沢山重ねた地点が伸びやすく、安全な場所でのエントリーという事になるのです。
今からどのようなチャートが作られるかは分かりませんが、1時間がトレンド転換したから、どこからロングしてもいいや!というトレードではなく、しっかりと安全な形にひきつけ、そこからトレードをすることが勝率をあげ勝てるトレーダーに必要なスキルとなります。
本日の環境認識は以上となります。
トレンド天気予報について
以前ブログに書いておりましたドル円天気予報は、午前中にYouTube動画にて配信いたしております。
また、私のトレード方法を詳しくお知りになりたい方は
ちりつも流FXとは?をご覧ください。
下記リンクよりご覧いただけます。
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