6月14日(火)の環境認識となります。
昨日、20年前につけた135円に突入したドル円でしたが、強い反発から下降。
その後、1時間安値付近まで下降が続き、トレンド転換するかに思えましたが、現在はレンジの状況に。
私”ちりつも”が作り上げた、超シンプルトレード方法である『ちりつも流FX』のトレード分析方法を使用し、
FXとは?などと考えているFXトレード初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
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ドル円(2022年6月14日)FXトレード初心者にも分かるテクニカル分析
下図はドル円4時間足です。

4時間足の高値・安値の環境を変える動きは出ていません。
現在、ちょうど半値付近を動いている状況で、トレーダーの多くが、上がるのか?下がるのか?といった迷いが生じている状態です。
下位足である1時間足を分析していきます。
ドル円 1時間足
下図はドル円1時間足です。

かなり有効に働いてきた1時間のトレンドラインを下抜けし、1時間安値付近まで下降しましたが、反発上昇し、こちらも1時間の高値・安値の半値付近でチャートを作っています。
1時間の高値を抜けばトレンド継続、1時間の安値を抜けばトレンド転換。
高値を抜いた場合は、20年前に作った高値に突入し、その高値を上抜けすると1998年に作った145円代を目指す動きとなります。
ここまでくると、目標とする1時間などの高値が確認できないため、手探り状態でのトレードとなります。
私は淡々と作った形を分析しトレードする、テクニカル分析を得意とするとトレーダーなので問題ありませんが、長期保有を考える大口トレーダーからすると、放置や高値を抜くたびに買い足すといった戦略しか考えられないため、このさきの動きが読めなくなります。
安値を抜くと、上昇を始めた安値まで680pipsと深く、目標とされる安値や意識されてきた安値が点在しているためトレードがしやすくなります。
どちらに抜けるかは神様にも分かりませんが、トレーダーとしては見守るしかありません。
次は下位足である15分足を見ていきます。
ドル円 15分足
下図はドル円15分足です。

上昇が青、下降が赤で表しています。
ここで見えているチャートだけで、15分足のトレンドは6回も変わっています。
このようなチャートを作りやすいドル円ですが、ここまでコロコロ変わるチャートを久々に見ました。
これだけ下位足である15分でトレンドが出ないという事は、多くのトレーダーの方向感が失わえれていることが分かります。
最高値を抜いたにもかかわらず強力なブロックで下降。
1時間安値を抜きに行っても強力なブロックで上昇。
これでは、多くのトレーダーが迷うのは無理もありません。
こういった場合、多くのトレーダーが予想や予測でエントリーをしてしまう事があります。
そのため、ショートで入って上昇してしまい損切。
ロングで入って下降したので損切。
など予想と反すると、すぐに手放してしまいます。
理由は、ここまで驚異的な上昇を見せてきたドル円の動きを知っているからです。
ショートを考えているトレーダー心理としては、
「あんな上昇に巻き込まれたらヤバい。」
ロングを考えているトレーダーとしては、
「これだけ上昇してきたチャートなら調整で大きな下降が起こる可能性がある、そんな動きに巻き込まれたらひとたまりもない」
といった恐怖感ともいえる不安があるのです。
今の状況で待たれるのは、15分の上昇または下降のエリオット波動三波です。
エリオット波動三波はエリオット波動の中で一番伸びるとされる波動です。
私が過去検証を繰り返し行ってきたところ、上位足のトレンドの方向に対しても伸びますが、このようなレンジの環境の場合は、状足のトレンドに限らわず、一時的なトレンドが出ている方向に伸びやすい傾向があります。
まずは、エリオット波動三波が出ることが前提ですが、三波が確定されても伸びない場合は、そちらの方向には短期的なトレンドが向いていないことが確認できます。
その場合、多くのケースで再度トレンドを変えられ、逆方向の三波が伸びやすくなります。
全てのケースでこうなるとは言い切れませんが、今現在のトレンドやその時に発生したトレンドを知る方法としては、私は何年も前から使ってきています。
現在のドル円がどちらに抜けるかは分かりませんが、いつかは必ずどちらかを抜きトレンドを発生させます。
その前兆を知る方法として使ってきた確認方法となります。
今回は、過去にあまり例を見ない15分のトレンドをコロコロかえるレンジとなっています。
是非、皆さんも確認してみてください。
また、私のトレード方法を詳しくお知りになりたい方は
ちりつも流FXとは?をご覧ください。
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