体調があまりすぐれなかったので5月27日(金)のブログをお休みしました。
すいません。
本日は5月28日(土)となります。
土日はFXは休場となりますので、週明け5月30日(月)の環境認識をさせてください。
4時間足がトレンド転換し、4時間と1時間のトレンドが下を向いている状況です。
しかし、なかなか4時間安値を抜き下降ダウが出せない状況です。
この状況がなぜ起こっているのか?どうしたらトレンドが出るのか?このあたりについて解説していきます。
文中(日足部分)にフィボナッチの使用方法と使用目的についても解説しています。
私”ちりつも”が作り上げた、超シンプルトレード方法である『ちりつも流FX』のトレード分析方法を使用し、
FXとは?などと考えているFXトレード初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
ご不明な点がございましたら、Twitterやこのブログの記事の一番下にあるコメント欄に、ご質問をお願いします。
ドル円 週足
下図はドル円の週足です。
週足に対しての調整度合いはフィボナッチ23.6%と調整としては浅い状況です。
週足レベルでは、まだまだ下降してきてもおかしくない環境です。
また、ここから更に上昇が始まっても、単なる軽い押し目だったということになります。
週足では3本目の陰線となりましたが、2週目の陰線とは小さな陰線となり、更に下ヒゲが多少長い状況で確定しています。
ドル円 日足
下図はドル円の日足です。
日足での調整度合いを調べると、フィボナッチ50%をヒゲでタッチしている環境です。
38.2%以上の調整であれば、調整と認めている私としては、調整度合いとしては十分と言えます。
ここから上昇してきても問題ありません。
たた、これはあくまでも調整度合いとしてとらえた場合の話です。
現在4時間が下を向いている環境なので、4時間が更に下降してくれば、調整度合いは更に深くなる可能性があります。
私はフィボナッチを理由にトレードすることはありません。
では、なぜフィボナッチを使用するのか?と思われると思います。
私がフィボナッチを使用する理由は、私は時間軸ごとに高値・安値を決めているため、調整なのか?単なる軽い押し目や・戻り、だったのかを判断する材料としてフィボナッチを使用しています。
今回の説明内容から解説しますと、月足は23.6%と私が調整終了と認めている38.2%に届いていませんので、月足の今の段階から高値を抜いたとしても調整終了とは考えないため、月足安値として認められません。
しかし、日足ではフィボナッチ50%にタッチしていますので、調整終了からの上昇として、現在の月足高値を上抜けしたら、上昇の起点である現在作っている安値を日足の安値として分析することができます。
このように、フィボナッチは高値・安値を決定するための材料として使用しています。
決して、フィボナッチ61.8%だから買おうといった根拠づけとしては使用していないという事です。
そもそも、トレンド転換が普通に起こるチャートの世界で、トレンド転換をプランに入れないで反発だけを考えたトレード方法に根拠はないと思っています。
少し脱線しましたが、フィボナッチの使用方法としては、エントリー根拠ではなく、調整度合いを測る物差しとして使用しているという事です。
ドル円 4時間足
下図はドル円4時間足です。
4時間足の調整度合いとしては61.8%の調整まで済んでますので
調整度合いとしては十分です。
しかし、4時間安値を下抜けできずにいます。
これは、4時間足で下降ダウを作らせない買い圧力があるからです。
下図は今の状況を図で表した図です。
黒い水平線が現在の4時間安値です。
現在黒の波形で動いています。
ピンク線は下抜けした場合の下降の動きです。
黒い水平線を下抜けすることで、下降ダウが確認されます。
現在4時間足ではエリオット波動の1波が出ています。
つまり、仮に上の図の黒い水平線を下抜けすると、下降ダウだけでなく、エリオット波動3波が確認されることになります。
エリオット波動は3波目が一番伸びるとされています。
その理由は、下降ダウが確定するからです。
トレンド転換の1波目は、トレドが下に一時的に向いたことを示しています。
しかし、下降ダウが確認されると、この下降が本物であることがチャートを見ているトレーダーに確認されることになります。
そのため、3波目が確定すると、トレンド転換した方向性が継続するという確認が取れ、売りが増えてくるわけです。
なので、まだ4時間足のトレーダーの中に残されている、買いたいというトレーダーからすると、下降ダウを作らせることを防御しようとしているのです。
つまり、買い圧力かけてくるので下げられないという事です。
この買い圧力を弱める方法としては、たった一つです。
4時間よりも下の足のトレーダーが時間をかけてでも売り圧力をかけ、4時間足の買い圧力を作っているトレーダーを諦めさせることができれば、下降ダウ確認+下降3波確認となり、強い下降トレンドが発生する可能性が強まるということです。
では、その下位足の環境を見てみましょう。
ドル円 1時間足
下図はドル円1時間足です。
ドル円の調整度合いを見てみます。
ドル円は100%よりも少し上回る調整が済んでいます。
ん?
100%を超えた調整ってトレンド転換じゃないの?
と思われた方もいることと思います。
青丸を見ていただくと分かるのですが、青丸ではヒゲでしか抜けていません。
ヒゲは戻された証拠になる動きです。
つまり、ヒゲで抑えられるということは、トレンド転換させたくない現れです。
そのため、私はトレードルールとして、ロウソク足実体が抜けない限り、トレンド転換として認めていません。
この環境認識から1時間はトレンド転換できおらず、トレンドは下を向いたままと考えています。
ということで、100%の調整が済んでいるので調整としては十分すぎるぐらい十分です。
上の図は再び1時間足です。
1時間足の売り圧力と買い圧力のレベルをトレンドラインを使う事で調べることができます。
角度的に言うとピンクのトレンドラインのほうが大きく見えます。
しかしながら、青い上昇トレンドラインでは常に安値を切り上げてきていて、現在はピンクの下降トレンドラインを上抜けしてきています。
つまり買い圧力も徐々に強くなっていることが分かります。
上の図もドル円1時間足です。
では、このトレンド(流行)が終わるのはどの地点か?
青の上昇の流行を終わらせる水平線は1時間安値である赤丸の地点である1時間安値です。
ピンクの下降の流行を終わらせる水平線は緑丸の1時間高値になります。
このトレンドラインを上抜け、下抜けしたとしてもトレンドが出るわけではありません。
トレンドラインにはルールがあります。
そのルールを知りたい方は下記リンク先である「トレンドラインは成長する?」をご覧ください。
また、動画でも詳しく説明しております。どちらも見ていただくとより深い理解となり、トレードの方向性を知るだけでなく、現在の環境認識を深く知ることができますので、是非ごらんください。
それでは更に下位足の環境も見ていきましょう。
ドル円 15分足
下図はドル円15分足です。
青の丸は高値の動きを表しています。
徐々に高値を切り下げてきましたが、最後の丸からは少しだけですが、ヒゲではありますが切り上げてきています。
一方、安値を見ますと、順調に安値を切り上げてきているのが分かります。
15分足では徐々に買い圧力が売り圧力を上回ろうとしていることが分かります。
青丸の売り圧力が、ピンク丸の買い圧力を上回るには黒い水平線を15分実体で抜く必要があります。
逆にピンク丸の買い圧力が青丸の売り圧力を上回るには青い水平線の高値を15分実体で抜く必要があります。
相場分析とは、このように今の動きを観察し、トレンドラインや水平線を使い分析し、根拠として固めていき、ここぞというところでエントリーをするわけです。
このように見ると、現状がはっきりわかり、今の段階では売りも買いもできない環境であると分析ができるわけです。
分析力が上がると、トレード回数が減ると多くのトレーダーがいうのはこういう事からなのです。
上の図を見ると若干買いが強くなってきているのかな~?
ていどの状況です。
ここで買いで入るのは怖くないですか?
このような分析力を身に着けると、負けは極端に減り、勝ちパターンというものを作れるようになってきます。
是非、繰り返し色々な場面で同じ分析ができるように練習を重ねていってください。
このような分析力を高めるために私はForex Testerという検証ソフトは今でも繰り返し使っています。
本日覚えたことや、この先に「これ使えるかも?」といった気づきや、ネットで拾ってきた手法を検証することができます。
私、ちりつものFX塾の塾生も全員が使っている検証ソフトになります。
- 短期間でスキルアップが可能(早送り/巻き戻し機能)
- 無料のタイプで最初は十分(もう少し長い期間や多くの通貨ペアを検証する場合だけ購入すればよい)
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使っていない方は無料で十分使えますので、土日はFTを回しまくってください。
なお、以前ブログに書いておりましたドル円天気予報は、午前中にYouTube動画にて配信いたしております。
今朝に配信した動画は下記リンク先よりご覧ください。
また、私のトレード方法を詳しくお知りになりたい方は
ちりつも流FXとは?をご覧ください。
下記リンクよりご覧いただけます。
- 目線の固定⇒目線の固定ページへ
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