休場明けの明日5月16日(月)のドル円の環境認識をさせていただきます。
週初めという事もありますので、週足から見ていきます。
FX初心の方にもわかりやすく説明をさせていただきます。
私”ちりつも”が作り上げた、超シンプルトレード方法である『ちりつも流FX』のトレード方法などを使い解説していきます。
ご不明な点がございましたら、Twitterやこのブログの記事の一番下にあるコメント欄に、ご質問をお願いします。
ドル円(2022年5月16日)FX初心者にも分かるテクニカル分析
下図はドル円週足です。
黒い水平線は、ドル円の週足の高値・安値です。
9週間続いた陽線でしたが、10週目にしたやっと陰線が確定しました。
※ちりつもは、陽線を白抜きのロウソク足、陰線を黒塗りのロウソク足で表しています。
ここから、再び上昇の形がでるのか?それとも陰線を続けて出し調整のフェーズに入るのか注目されます。
ドル円 日足
下図はドル円の日足です。
黒い水平線が日足の高値と安値です。
現在の状況でフィボナッチをあてると38.2%の調整が入り、長いヒゲが出ています。
これで、調整終了か?と聞かれれば、当然ここから再度押してきて50%⇒61.8%の調整が入ることは考えておかなければなりませんが、私のトレードルールとして、調整は最低でも38.2%以上としておりますので、ここから上昇してきても調整としてカウントできる条件は整っています。
ただこれは、私のルール上の問題ですから、ここから再度いまよりも深い調整が入ったとしても不思議ではない環境です。
これが調整だった、と過去形にするためには、現在の日足の高値を、日足のロウソク足で実体抜けしたときに分かります。
ドル円 4時間足
下図はドル円の4時間足となります。
4時間足では、フィボナッチの76.4%で反応し上昇しているように見えます。
調整の条件としては十分です。
反応の仕方も長いヒゲで反応していますので、意識されたかのような上昇です。
こういった、フィボナッチの%(パーセンテージ)の箇所で反応しているかどうかを見ているトレーダーは少なくありません。
何%に到達したから買い・売りなどの「だろう買い」「だろう売り」でのトレードはお勧めしませんが、多くのトレーダーが見ているテクニカル分析方法になります。
「76.4%で反応し上昇したという事は調整終了と考えてよいだろう」
「76.4%まで落ちたから、長いヒゲを埋めたら更に調整が進んで、安値を抜いてトレンド転換するかもしれない」
など両方の考えが入り混じっています。
そのため、今よりも少し上昇してくると、「やはり調整終了か?」というトレーダの思いが強くなると買いが強くなったり。
今の時点よりも下降してくると「トレンド転換」の可能性を感じ、売りが入ってきたりします。
なので、フィボナッチは見られている数が多いテクニカル分析方法だけに、迷った動きも起こりやすいという事になります。
フィボナッチを根拠としてトレードはしてはいけないと言っている意味はここにあるのです。
フィボナッチは目安を見つけ、トレンドが継続、トレンド転換したさいに、
「調整が浅いから再度調整が入る可能性があるから、まだエントリーは控えよう」
「調整十分で抜いてきているので自分のトレンド根拠でエントリーしよう」といったように、根拠ではなく、目安として使うと便利なテクニカル分析方法だと考えています。
ドル円 1時間足
下図はドル円1時間足です。
ドル円は黒い水平線を下抜けし、ピンクの波動を作っています。
現在は、エリオット波動4波の動きでは?といった動きで上昇中です。
ピンク矢印の動きが出ると、エリオット波動5波の動きとなります。
今は4時間↑・1時間↓の環境なのでトレードがやりづらい状況ですが、私は1時間足のトレンド方向に5分足を合わせトレードしています。
現在作った3波の終点である、この画像の安値まで160pips程度と深いので、15分の状況を確認し、1時間が下の環境でトレードできるか探っていきます。
ドル円 15分足
15分足では黒い水平線に高値を作り、その高値(赤丸)を抜けたことでトレンドが上に向いています。
更に青い水平線の1波目の終点を若干上抜けしエリオット波動3波が確認されています。
ここから強い上昇がでるか?といった場面です。
ここから上昇するかは、現在の青線の最高値を抜き、上昇ダウが確認できなければなりません。
ここで、抑えられ、再度15分がトレンド転換する場合は、1時間のショート(売り)のトレーダーの圧力が強いことが確認できます。
そうなれば、そこから売りを仕込んでいきたいと考えています。
いまは、1時間↓・15分↑の環境なので、15分足が↓を向いてからトレードを考えていきたいと思います。
下図もドル円15分足です。
15分足の最後の上昇の起点(赤い水平線)を下抜けし、青線の波動から、ピンクの線の波動に変わり、一度戻って再度抜く(黒い水平線)緑丸の部分が出るようなら積極的に売りを仕掛けやすい場面になります。
このように1時間の向きに5分を合わせる場合は、15分足のトレンドと1時間足のトレンドも合わせる必要があります。
トレンドを合わせることで、ドル円の鼓動や呼吸のリズムに合わせたトレードができ、安全なトレードスタイルが確立できるようになります。
月足↑・週足↑・日足↑・4時間↑・1時間↓・15分↑の環境です。(2022年5月16日現在)
1時間足では小雨が続いているが、4時間足の晴れ間の影響か、雨雲を伴ってはいるが上昇中です。
15分足は雨を含んだ雨雲であったが、15分足の雲はだいぶ少なくなり若干の晴れ間が出てきています。
しかし、まだまだ1時間足では小雨が続いており、15分が再び雨を降らせるようなら、先週のような強い雨に変わる恐れがあります。
15分安値に水平線を引き、急な大目には十分に注意してください。
※晴れ⇒ロング・雨⇒ショート・曇り⇒停滞(レンジ)
YouTubeにも同様の内容で環境認識動画をアップしております。
また、この動画の中では、調整と思われる動きの時にはどのようなトレードを考えればよいか?
といったことについてもお話ししています。
他の通貨ペアでも使えるテクニカル分析となっております。
是非ご覧ください。
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